概要
なぜ、函館の七夕はローソクをねだったのか?
函館の大学に通う遙は、七夕の夜、提灯を揺らしながら「ローソク一本ちょうだいな」と歌う子どもたちの姿に心を動かされる。友人の素朴な疑問をきっかけに郷土史の神木薫教授を訪ねた遙は、江戸時代から続く七夕の風習、大火による文化の断絶、歌詞の変遷、そしてローソクがお菓子へと変わった時代の流れを知る。七夕は単なる年中行事ではなかった。それは、子どもたちを見守り、地域の絆とともに受け継がれてきた「灯り」の物語。遙はその灯りを受け取った自分の存在に気づき、未来の子どもたちへ何を伝えるべきかを考え始める。
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