概要
これは英雄王の生涯を記した年代記である——。
聖暦1218年、春。
白い石の都セラフィナの王宮で、薬草を育てる心優しい王太子セリオは、「薬屋の王子」と嘲られながらも穏やかな日々を送っていた。傍らには、大陸最強と謳われる若き騎士ルシアン。そして、過去を語らぬ半エルフの書記官ミラ。
しかし夏、北の帝国が宣戦する。
秋、王都は陥落。父王は倒れ、セリオは「剣を抜くな」という最期の言葉だけを胸に、国を追われた。
飢えた難民の列、疫病の村、焼かれた森。
血を見るだけで震えていた王子は、数多の死を目の当たりにしながら、一人ずつ死者の名を手帳に記していく。
その優しさに惹かれて人が集まり、旗が立つ。騎士の中の騎士が膝をつき、天才軍師が策を巡らせ、エルフやドワーフが盟約を結ぶ。
神と剣と魔法が息づく大陸ヴァルメリア。七柱の神を奉じる聖教会、鉄の軍規
白い石の都セラフィナの王宮で、薬草を育てる心優しい王太子セリオは、「薬屋の王子」と嘲られながらも穏やかな日々を送っていた。傍らには、大陸最強と謳われる若き騎士ルシアン。そして、過去を語らぬ半エルフの書記官ミラ。
しかし夏、北の帝国が宣戦する。
秋、王都は陥落。父王は倒れ、セリオは「剣を抜くな」という最期の言葉だけを胸に、国を追われた。
飢えた難民の列、疫病の村、焼かれた森。
血を見るだけで震えていた王子は、数多の死を目の当たりにしながら、一人ずつ死者の名を手帳に記していく。
その優しさに惹かれて人が集まり、旗が立つ。騎士の中の騎士が膝をつき、天才軍師が策を巡らせ、エルフやドワーフが盟約を結ぶ。
神と剣と魔法が息づく大陸ヴァルメリア。七柱の神を奉じる聖教会、鉄の軍規
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