概要
妃を売り込むたび、後宮から一人消えていく。
三年前、皇帝に「要らぬ」と退けられた茶商の娘・沈翠(しんすい)。後宮の下働きだった彼女に、誰も引き受けたがらない「札係」の役目が回ってきた。
妃の名を記した札を並べ、毎夜、皇帝に差し出す仕事だ。ところが陛下は即位から三年、一枚も札を裏返していない。
「中秋の宴までに一枚、札を裏返させよ」
太后の命令に失敗すれば、沈翠は冷宮送り。茶商仕込みの口上で妃たちを売り込み始めるが、紹介した妃は翌朝になると後宮から消えていく。
古い帳簿を調べると、十年前の頁が一枚切り取られていた。そのすぐ前にあるのは、毒の茶を献じた罪で冷宮に送られた姉の名。
妃たちはどこへ消えたのか。陛下はなぜ、誰も選ばないのか。
毎夜の問答と一杯の茶を重ねるうち、沈翠はかつて自分を退けた陛下の素顔に触れていく。
選ばれ
妃の名を記した札を並べ、毎夜、皇帝に差し出す仕事だ。ところが陛下は即位から三年、一枚も札を裏返していない。
「中秋の宴までに一枚、札を裏返させよ」
太后の命令に失敗すれば、沈翠は冷宮送り。茶商仕込みの口上で妃たちを売り込み始めるが、紹介した妃は翌朝になると後宮から消えていく。
古い帳簿を調べると、十年前の頁が一枚切り取られていた。そのすぐ前にあるのは、毒の茶を献じた罪で冷宮に送られた姉の名。
妃たちはどこへ消えたのか。陛下はなぜ、誰も選ばないのか。
毎夜の問答と一杯の茶を重ねるうち、沈翠はかつて自分を退けた陛下の素顔に触れていく。
選ばれ
いつも応援ありがとうございます!
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?