概要
その悪役令嬢がやった、誰が確認しました?
「何分ほどのご予定でしょう」
卒業祝賀会の壇上で、王太子が突然始めた悪役令嬢への公開断罪。
普通なら息を呑むところだが、司会を任された放送委員ミレイ・ハーグローヴが真っ先に気にしたのは、進行表だった。
学院長挨拶まで、あと四分。
しかも今夜の司会を無事に終えれば、宮廷儀典局への推薦が待っている。
断罪など、予定にない。
ならば早く終わらせるしかない。
「持ち時間は十五分です」
そうして始まったのは、王太子による断罪――のはずだった。
階段からの突き落とし。
切り裂かれた衣装。
脅迫めいた書簡。
焼かれた教本。
証拠は揃っている。
被害者もいる。
悪役令嬢はろくに弁明しない。
なのにミレイが、司会として一つずつ順番を確認していくと、話が妙な
卒業祝賀会の壇上で、王太子が突然始めた悪役令嬢への公開断罪。
普通なら息を呑むところだが、司会を任された放送委員ミレイ・ハーグローヴが真っ先に気にしたのは、進行表だった。
学院長挨拶まで、あと四分。
しかも今夜の司会を無事に終えれば、宮廷儀典局への推薦が待っている。
断罪など、予定にない。
ならば早く終わらせるしかない。
「持ち時間は十五分です」
そうして始まったのは、王太子による断罪――のはずだった。
階段からの突き落とし。
切り裂かれた衣装。
脅迫めいた書簡。
焼かれた教本。
証拠は揃っている。
被害者もいる。
悪役令嬢はろくに弁明しない。
なのにミレイが、司会として一つずつ順番を確認していくと、話が妙な
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