概要
油では直らない音を、私は一週間前から聞いていました。
時計職人ミラは八年間、町の大時計を整備してきた。
収穫祭を翌日に控えた朝、工房長から突然告げられる。
「明日の大時計はイランに任せる」
イランは工房長の甥。
腕が悪いわけではない。けれど、大時計を一人で担当した経験はまだない。
そしてミラには、どうしても気になる音があった。
歯車の軸がわずかにぶれている。
油を差せば祭りまでは持つ――工房長はそう判断した。
ミラは修理から外される。
翌朝、十一時七分。
町中に時を知らせていた時計が止まった。
正午の鐘まで、あと五十三分。
時計職人×鐘楼番×職場での理不尽×程よいざまぁ×お仕事恋愛。
一話完結です。
収穫祭を翌日に控えた朝、工房長から突然告げられる。
「明日の大時計はイランに任せる」
イランは工房長の甥。
腕が悪いわけではない。けれど、大時計を一人で担当した経験はまだない。
そしてミラには、どうしても気になる音があった。
歯車の軸がわずかにぶれている。
油を差せば祭りまでは持つ――工房長はそう判断した。
ミラは修理から外される。
翌朝、十一時七分。
町中に時を知らせていた時計が止まった。
正午の鐘まで、あと五十三分。
時計職人×鐘楼番×職場での理不尽×程よいざまぁ×お仕事恋愛。
一話完結です。
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