概要
預かった思い出は、三百。返すかどうかは、あなたが決めてください。
人の記憶を光として抜き出し、硝子瓶に封じる技術「灯写」が暮らしに根づく王国ヴァルノア。
王都の裏通りにある記憶質屋「灯り屋」では、持ち主が手放した約三百の思い出が、絶えない灯に照らされて眠っている。
冬の終わりに祖母マルタが亡くなり、十七歳の店番トアが店を継いだ。
しかし新法により、期限切れの記憶は春の灯籠祭りを過ぎると管理院に回収され、娯楽品として売られてしまう。
預けた本人は、自分が何を預けたのかを覚えていない。
トアは体に残った名残を手がかりに持ち主を探し、記憶を一本ずつ返していく。
そこへ現れるのは、帳簿にない札を持つ少女リセと、灰の夜の瓶ばかりを求める調律師カイル。
返すたびに、十年前に南区を焼いた夜の影が濃くなっていく。
祖母が「触るな」と言い遺したランプには、何が灯されているの
王都の裏通りにある記憶質屋「灯り屋」では、持ち主が手放した約三百の思い出が、絶えない灯に照らされて眠っている。
冬の終わりに祖母マルタが亡くなり、十七歳の店番トアが店を継いだ。
しかし新法により、期限切れの記憶は春の灯籠祭りを過ぎると管理院に回収され、娯楽品として売られてしまう。
預けた本人は、自分が何を預けたのかを覚えていない。
トアは体に残った名残を手がかりに持ち主を探し、記憶を一本ずつ返していく。
そこへ現れるのは、帳簿にない札を持つ少女リセと、灰の夜の瓶ばかりを求める調律師カイル。
返すたびに、十年前に南区を焼いた夜の影が濃くなっていく。
祖母が「触るな」と言い遺したランプには、何が灯されているの
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