概要
竜の心臓、三百四十八キロ。二キロ余ります。
日本に迷宮が出て、三十一年。迷宮は枯れ始め、素材の値段が上がった。
竜の心臓も、魔物の肝も、卵も、生ものだ。腐れば値段はゼロになる。
だから、運ぶ速さに値段が付いた。
早坂徹、四十五歳。軽貨物ドライバー。
大手の宅配で二十年、独立して五年。軽バン一台。戦えない。
ある日、竜の心臓を運ぶ依頼が来る。
重さは三百四十八キロ。軽バンの最大積載量は、三百五十キロ。
「……二キロ余りますね」
助手席には、どの車でも吐いてきたB級冒険者。
無線の向こうには、顔も知らない配車係。
揺らさない運転と、壊さない積み方と、道の記憶だけで、
討伐のあとの素材を、腐る前に届ける。
――その送り状には、掘ってはいけないはずの層の名前が書いてあった。
全30話。毎日3話更新。
最終章の12話は、10月10日
竜の心臓も、魔物の肝も、卵も、生ものだ。腐れば値段はゼロになる。
だから、運ぶ速さに値段が付いた。
早坂徹、四十五歳。軽貨物ドライバー。
大手の宅配で二十年、独立して五年。軽バン一台。戦えない。
ある日、竜の心臓を運ぶ依頼が来る。
重さは三百四十八キロ。軽バンの最大積載量は、三百五十キロ。
「……二キロ余りますね」
助手席には、どの車でも吐いてきたB級冒険者。
無線の向こうには、顔も知らない配車係。
揺らさない運転と、壊さない積み方と、道の記憶だけで、
討伐のあとの素材を、腐る前に届ける。
――その送り状には、掘ってはいけないはずの層の名前が書いてあった。
全30話。毎日3話更新。
最終章の12話は、10月10日
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