概要
ひなたにだけは、絶対に、言わないで。
上の階に住む幼馴染の母・沙織さんは三十八歳で、夫は三年前から海外に単身赴任している。
幼馴染のひなたが合宿でいない夜、電球を替えに上がった俺は、彼女と一線を越えてしまった。
翌朝、床には脱ぎ散らかされた下着。キッチンで背中を向けたまま、沙織さんは言った。
「昨日のことは、なかったことに。ひなたにだけは、絶対に、言わないで」
階段を降りた踊り場で、一日早く帰ってきたひなたと鉢合わせる。
「みなと、なんかママの柔軟剤の匂い、する」
俺は二十歳の大学生で、ひなたも同い年で、生まれたときから家族ぐるみの付き合いだ。
真上の部屋の足音は、俺の部屋に全部聞こえる。
なかったことになんて、できなかった。沙織さんの方が、先にそう言った。
階段ひとつ分の距離でつながった、幼馴染にだけは知られてはいけない関係の
幼馴染のひなたが合宿でいない夜、電球を替えに上がった俺は、彼女と一線を越えてしまった。
翌朝、床には脱ぎ散らかされた下着。キッチンで背中を向けたまま、沙織さんは言った。
「昨日のことは、なかったことに。ひなたにだけは、絶対に、言わないで」
階段を降りた踊り場で、一日早く帰ってきたひなたと鉢合わせる。
「みなと、なんかママの柔軟剤の匂い、する」
俺は二十歳の大学生で、ひなたも同い年で、生まれたときから家族ぐるみの付き合いだ。
真上の部屋の足音は、俺の部屋に全部聞こえる。
なかったことになんて、できなかった。沙織さんの方が、先にそう言った。
階段ひとつ分の距離でつながった、幼馴染にだけは知られてはいけない関係の
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