★
0
概要
消えた光は、本当に、なくなってしまうのだろうか
失うことが怖くて、何も望まなくなった。
祖父を亡くしてから、心のどこかで時間が止まってしまった青年。
そんな彼が、ある夏の夜、川辺でひとりの少女と出会う。
「光れなくなっても、消えたことにはならないよね?」
ホタルを眺めながら、くだらない話をしたり、意味の分からない話をしたり。
どこか掴めない彼女に振り回されながら、蛍夜は少しずつ、忘れていた感情を取り戻していく。
けれど、彼女には言えない秘密があった。
夏の夜。
川のせせらぎ。
無数の蛍。
そして、二人が交わした約束。
これは、ひと夏の出会いと別れの物語。
失ったものを抱えたまま、それでももう一度、歩き出すための物語。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?