概要
誰かの思い出、追体験しませんか?
見た目はただの自販機。違うのは売っているものだ。人の記憶。自分じゃ体験できない思い出を、購入することで回想できる。そんな自動販売機に振り回される人間の話。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!500円の好奇心が招く、感情という名の深淵
他人の記憶や感情をパッケージ化して売り買いする自販機というシステムが、人間の底知れないエゴを炙り出していてすごく面白い。
「サトウハンタ」や「ハコス・スカフィールド」といった異質な響きを持つ名前が、ただのデータではなく「かつて誰かが生きた証」であることを不気味に伝えてきて深く印象に残ってしまいました。
青や黒の光る玉から他者の意識へダイブする描写も、まるで自分自身が自販機のボタンを押してしまったような没入感があり、作者様が描く世界の解像度の高さに驚かされます。
純粋なワクワク感から一転して地獄のような恐怖へ叩き落とされる展開は、感情というものの重さと脆さをまざまざと見せつけられるようで…続きを読む