概要
犬は陸を守り、蛇は海を抱いた。これは、世界が二つに裂ける前の物語。
夜空が、まだ低かった頃。
陸には、白き大犬――狛陸(こまりく)がいた。
海には、長き海蛇――ニラミがいた。
狛陸は大地を踏み固め、人々が暮らせる陸を守った。
ニラミは島々を巡り、人の夢と歌を海へ運んだ。
犬守は陸に祈り、島巫は海に歌う。
二つは争うことなく、
陸と海は、ひとつの世界の中にあった。
だが、人が海を越え、
境界に線を引いたとき――
少しずつ、世界の形が変わりはじめる。
夢が失われ、
島は陸を拒み、
星は二つの夜に分かれてゆく。
そして、陸を守り続けた狛陸は、
やがて深い眠りへ落ちる。
その眠りを見つめる、海蛇ニラミ。
これは、
犬と蛇がまだ地上にいた頃の物語。
陸と島。
大犬と海蛇。
眠りと夢。
そして、夜空に残された二つの姿。
ある夜に見た、不思議な夢から
陸には、白き大犬――狛陸(こまりく)がいた。
海には、長き海蛇――ニラミがいた。
狛陸は大地を踏み固め、人々が暮らせる陸を守った。
ニラミは島々を巡り、人の夢と歌を海へ運んだ。
犬守は陸に祈り、島巫は海に歌う。
二つは争うことなく、
陸と海は、ひとつの世界の中にあった。
だが、人が海を越え、
境界に線を引いたとき――
少しずつ、世界の形が変わりはじめる。
夢が失われ、
島は陸を拒み、
星は二つの夜に分かれてゆく。
そして、陸を守り続けた狛陸は、
やがて深い眠りへ落ちる。
その眠りを見つめる、海蛇ニラミ。
これは、
犬と蛇がまだ地上にいた頃の物語。
陸と島。
大犬と海蛇。
眠りと夢。
そして、夜空に残された二つの姿。
ある夜に見た、不思議な夢から
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?