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概要
「いなくなればいい」ーーそう思った相手と、今日も暮らしている。
「今日、死んでいたらいいのに」
そう思った。
朝の台所。
向かいの席では、お義母さんが新聞を読んでいる。
「今日も暑くなるそうよ」
穏やかな声だった。
私は無言だ。
そして心の中で、もう一度思った。
――今日、死んでいたらいいのに。
自分でも恐ろしくなった。
私は、この人に何かされたわけではない。
意地悪も、嫌味もない。
子どもたちのことも可愛がってくれる。
誰が見ても、良いお義母さんだった。
だからこそ、私は誰にも言えなかった。
「同居が苦しい」なんて。
きっと誰もが言う。
「良いお義母さんなのに」
*
私は昔、海外を飛び回る仕事をしていた。
知らない国へ行き、知らない人と出会う。
新しいことが好き
そう思った。
朝の台所。
向かいの席では、お義母さんが新聞を読んでいる。
「今日も暑くなるそうよ」
穏やかな声だった。
私は無言だ。
そして心の中で、もう一度思った。
――今日、死んでいたらいいのに。
自分でも恐ろしくなった。
私は、この人に何かされたわけではない。
意地悪も、嫌味もない。
子どもたちのことも可愛がってくれる。
誰が見ても、良いお義母さんだった。
だからこそ、私は誰にも言えなかった。
「同居が苦しい」なんて。
きっと誰もが言う。
「良いお義母さんなのに」
*
私は昔、海外を飛び回る仕事をしていた。
知らない国へ行き、知らない人と出会う。
新しいことが好き
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