★
0
概要
世界を救う代金に、君との思い出まで払いたくない。
十九歳の誕生日に、ユノは母の顔を忘れた。
七秒先の戦場を計算するたび、自分の思い出を失う戦術士。使い潰された末に軍を追われた彼の腕へ、敵国の皇女リゼが空から落ちてくる。
同時に、砦の兵士たちが泣きながら仲間へ銃を向けた。
「春分までに中央鐘楼へ行けば、止められる」
兵士の意志を奪う誓約刻印。大陸を二分する帝国と共和国。そして、両国の首に同じ仕組みを埋め込んだ巨大企業。
二十一日後の総攻撃を止めるため、ユノは口の達者な皇女と、借金持ちの医療船で戦場を渡る。
幼なじみの情報兵、容赦のない船医、十七歳の機関長、敵国の騎兵。増えていく仲間とは反対に、ユノの中の思い出は減っていく。
やがてリゼは、そんな彼へ告げる。
「私を忘れても、恋し直して」
戦争を終わらせること。彼女を生きて帰すこと。そして、自分
七秒先の戦場を計算するたび、自分の思い出を失う戦術士。使い潰された末に軍を追われた彼の腕へ、敵国の皇女リゼが空から落ちてくる。
同時に、砦の兵士たちが泣きながら仲間へ銃を向けた。
「春分までに中央鐘楼へ行けば、止められる」
兵士の意志を奪う誓約刻印。大陸を二分する帝国と共和国。そして、両国の首に同じ仕組みを埋め込んだ巨大企業。
二十一日後の総攻撃を止めるため、ユノは口の達者な皇女と、借金持ちの医療船で戦場を渡る。
幼なじみの情報兵、容赦のない船医、十七歳の機関長、敵国の騎兵。増えていく仲間とは反対に、ユノの中の思い出は減っていく。
やがてリゼは、そんな彼へ告げる。
「私を忘れても、恋し直して」
戦争を終わらせること。彼女を生きて帰すこと。そして、自分
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?