人は言葉に恋をする
中島みゆきが好きなのだ。
ひとり上手の歌詞の中で女が男に捨てられる時、
何度も読んで泣くから手紙でフルな
電話いっぱつで捨てろ
って箇所があって、わたしはここでいつも泣いて歌えなくなる。
まだサイトの仕組みに慣れてないせいか、自分のページで迷子になってます。
まあ、せっかくまた書き始めたから少し続けてみるか。
10数年振りに嬉しい再会があった。
元々は旦那の知り合いだったのだけど、そこのけそこのけ旦那を押しのけ、わたしは彼女と仲良くなった。
そもそも旦那とも小説投稿サイトが縁で知り合い、悔しくもわたしが彼の文章に惚れて、やしやし彼の生まれ故郷まで会いに行ったのが一緒になるきっかけだった。
彼女はわたしたちのヒョンな出会いに対し、
「わたしは言葉の力を信じている」
と、何かの折に綴ってくれた。
わたしも彼女の文章が好きだった。彼女のことも大好きだったから、旦那を踏み台にして2人で何度か遊びに出掛けたんだよね。懐かしいなあ。
きっと覚えていないだろうけど、仕事が辛く泣きながら電話した日「わたしはそんなあなたが好きです」と、ネットの日々日記に書いてくれていたことを、わたしは今でも思い出しては半日泣ける。
病気をして世間からもネットからも遠ざかり、やっぱりヒョンなことで最近久しぶりにどんぶらこっこと再会出来たときの喜びと言ったら!
メールでやり取りした彼女の文章が昔と変わらず懐かしく、面白く、センスがあって、作品にしたいくらいの完成度に、わたしは久しぶりに文字というものにしびれたのだった。
それに対し酔っぱらっていたわたしの返信が、
「大好き! 結婚して!」
酔いが覚めて読み直し、その自身の薄気味悪さに隣町くらいまでドン引きしたよ。
なんとも不甲斐ない朝を迎えたのでした。