今日は、その理由を少しだけお話しします。
カクヨムで執筆を始めてから、「涙が誘われる作品が多いですね」と言っていただくことが増えました。
僕の物語に登場するキャラクターたちは、いつも悩みや葛藤を抱え、必死にもがきながら生きています。だからこそ、切なさや儚さが自然と滲むのだと思います。
それでも僕は、必ずハッピーエンドにすると決めています。
その理由は、僕自身の人生経験にあります。病気や事故など「もうダメかも…」と思うような場面を何度もくぐり抜けてきました。
閻魔大王に「おまえの通行手形はない」と言われ続けるような経験を重ねるうちに、「あと何年」よりも「これからをどう楽しむか」を考えるほうが、ずっと豊かだと気づいたんです。
誰だって、表には出さない悩みのひとつやふたつはある。でも、心の向きをほんの少し変えるだけで、人生は意外と明るくなる。だからこそ、物語のどこかに小さくても“チラッ”と光る希望を忍ばせたい——それが僕の創作の原動力です。
たとえ生と死の境目を描く重いテーマでも、主人公には必ず「小さくても確かな幸せ」を掴んでもらう。
読後に「明日もちょっと頑張ってみようかな」と思ってもらえるような、そんな希望の光を届けられたら嬉しいです。
ちなみに、新作の【路地裏の一夜書房】〜あなたの夢を買います〜も、同じようなテイストの短編です。いつでも作品の扉を開けてお待ちしているので、ふらりと遊びに来てくださいね。
https://kakuyomu.jp/works/822139842381114348