今日、僕はまたひとつ歳を重ねました。
この瞬間を迎えるたびに思うのは、「時間」というものの不思議さです。
同じ一日を生きていても、去年と今年とでは見える景色がまるで違う。
同じ空の下で、同じ風を感じながらも、心の中の世界は絶えず変化していく。
その変化の中に、僕は確かに“生きている”という実感を見つけています。
誕生日は、「新しいスタート地点」でもあり、「静かな通過点」でもあります。
ただ年齢が増えるということ以上に、
それまでに得た経験・出会い・学びが、心の奥に静かに積み重なっていく日。
そして、その積み重ねを感じ取ることで、
“今まで”と“これから”の自分がしっかりと手を取り合う日。
この一年で、僕はいろんなことを学びました。
人の優しさは、言葉の多さではなく、思いやりの深さで測れるということ。
努力はすぐに報われなくても、積み重ねた日々が確かに自分を支えてくれるということ。
そして何より、「自分らしくあること」の難しさと美しさを学びました。
僕は、誰かのようにならなくていい。
僕は、僕として生きていけばいい。
そう思えるようになったことが、この一年で一番大きな“成長”だったのかもしれません。
誕生日というのは、感謝の気持ちが自然と溢れてくる日でもあります。
支えてくれた人、言葉をくれた人、そして見えないところで力を貸してくれた人たちへ。
あなたたちがいてくれたから、僕は今日という日を笑顔で迎えられています。
その一つひとつの優しさが、僕にとっての宝物です。
生きていくということは、きっと「積み重ねること」なんだと思います。
大きなことを成し遂げるよりも、
毎日を丁寧に過ごしていくことの方が、ずっと難しくて、ずっと尊い。
だからこそ、僕はこれからの一年も、焦らず、比べず、自分のペースで歩いていきます。
人生は、学びの連続です。
嬉しいことも、悔しいことも、どれもが僕という人間を形づくる“ピース”。
どんな出来事も、きっと何かを教えてくれている。
そのことに気づけるようになっただけでも、僕は少し大人になれた気がします。
これからの僕は、「感謝」「成長」「前進」を胸に生きていきたい。
完璧を目指すよりも、誠実でありたい。
誰かのために無理をするよりも、まず自分を大切にしながら、
その“余白”の中で、誰かを支えられるような存在でありたい。
たとえ日々の中で迷うことがあっても、
一歩ずつでも前に進んでいけば、
その先でまた新しい光に出会えると信じています。
大切なのは、歩みを止めないこと。
どんなに小さくても、一歩を踏み出す勇気を持ち続けること。
この誕生日を迎えて思うのは、
「生きること」自体が、もうすでに奇跡だということ。
呼吸をして、笑って、考えて、泣いて、また笑って――
そんなありふれた日々が、実は誰よりも尊い瞬間の連なりなのだと思います。
今日、この日を迎えられたことに心から感謝します。
そして、これを読んでくれているあなたにも伝えたい。
出会ってくれて、ありがとう。
繋がってくれて、ありがとう。
あなたがいたから、僕はこの一年も歩き続けることができました。
これから先、何があっても僕は学び続け、生き続けます。
失敗も、成功も、涙も、笑顔も、すべてを抱えて前に進みます。
道の途中で立ち止まることがあっても、
その時間もまた僕の成長の一部になると信じています。
だから、今日という日は終わりではなく、
新しい自分の“始まりの日”です。
次の一年も、自分を信じ、誰かを想い、そしてたくさんのことを学んでいきます。
世界は広く、未来はまだ白紙です。
僕のこれからのページに、どんな言葉が綴られていくのか――
それを想像するだけで、胸が少し高鳴ります。
誕生日を迎えた今日、静かに心の中でひとつの誓いを立てます。
「この一年も、感謝を忘れず、学びながら、生きていく。」
それが僕の、今の素直な気持ちです。
ありがとう。
生まれてきてよかった。
そして、これからも僕は、僕として歩いていきます。
