メメは今日も仮面を選び
ひとつの日を紡いでまいります。
拗ねて泣くは、アザミの本分。
棘のかすかな疼きが、忘れかけていた虚しさを呼び起こし、
頬を伝う雫となって、無言のまま零れてゆきました。
定義という名の怪物は、騒々しく人の世をかき混ぜ、
ちっぽけな妬みを互いの胸に押し付けてまいります。
その残滓は、やがて
膿で腫れあがった自尊心となり、腐れ落ちる様もまた
物の怪のようにございます。
そうしてメメは、今日も理という履物を履き潰しながら、
ひとつの狭間にて揺らいでおります。
うつろな明日と、崩れかけた昨日との境にて。
素顔は、誰の目にも触れぬまま、
ひっそりと息づいているのでございます。
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連載中のものがとんと更新されていませんが、わしゃわしゃと書いてはいるのでございます。ただただ、忙殺されているのであります。何かに。
おいたわしやなワチャゴナドゥ。響きだけでございます。
あれよあれよと日々は過ぎ、月曜日が攻めてまいります。
それではみなさま、良い宵越しを。