年の瀬も押し迫ってまいりました。
冬至を過ぎても相変わらず夜は長く寒い毎日ですが、皆さまお変わりありませんか。
今回は今年最後の近況報告として、今年一年の振り返りとお知らせをお送りします。
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今年最大のニュースは、やはり第三回黒猫ミステリー賞を賜ったことです。九月には受賞作の『時計は二度凍らない』を出版、その後増刷と嬉しい経験をさせていただきました。
本が売れないと言われる昨今において本格的な増刷を経験できたのは、本当にありがたいことです。出版まではもちろん出版後も強力にサポートしてくださる出版社さんのおかげもあり、たくさんの方の手にとっていただけました。
手にとってくださった皆さまに、改めて感謝申し上げます。
カクヨム連載中から応援してくださったみなさまに書籍としてお届けできて、本当に嬉しかったです。
先日、同じ第三回黒猫ミステリー賞で特別賞を受賞された、暁烏壱才さんの『日下狂四郎の奇奇怪解』が発売されました。
明治の東京を舞台に癖あるバディが活躍するミステリー、本当に面白いのでよろしければぜひ手に取ってみてください。明治大正あたりの空気感やバディものが大好きな方には刺さると思います。おすすめです!
また、今年はありがたいことに横溝正史ミステリー&ホラー大賞の最終候補にも選んでいただきました。横溝への挑戦は二回目だったのですが、まさか二回目で選評がいただけるとは予想だにしませんでした。
横溝の選評は厳しいと言われますが、実際言われてみると凹むよりも感謝の方が何倍も強いです。第一線を走り続ける先生方が真摯に自作を読んでくださり評価してくださる経験なんて、人生にそうあるものではないですから…。
受賞できなかったので作品はたぶんもうどこにも出せませんが(角川さんが権利を持っているので)、選評のお代と思えば惜しくないと私は感じました。
実は、今回も出す予定で書いていました。でも、選評を拝読して一から書き直していたら間に合わなくなりまして…。可能であれば次回出します。今回は応募された方々のご武運を祈りつつ、どきどきしつつ選考を見守ります…!
そしてこちらは来年にも繋がるお話なのですが、カクヨムに連載していた『猿の器』が『この子のために死んでくれ。』と改題、加筆修正して書籍化することになりました。
来年、2026年3月10日に角川さんから単行本として出ます。
正式な告知は改めて年明けにさせていただく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
今、ちょうどカクヨムコンが開催されていますね。
この作品はカクヨムコン9のプロ部門に出したものです。そのときは受賞できなかったものの、今年になって作品を読んでくださった担当編集さんの心に刺さって拾い上げしていただけました。
カクヨムコン、受賞できなくてもこういうチャンスもあります。
そんなカクヨムコン11。今回は元日から参加させていただく予定です。
以前書いて寝かせていた作品で、タイムリープものです。登校中の小学生の列に突っ込む死亡事故を起こした薬物中毒の父親を、過去に戻された娘がどうにかしようとします。
ジャンルを調べたらタイムリープものはSFに入るらしいのでSFにしましたが、SFとは…?な話です(いつものやつ)。
元日から一月三十日まで、毎日十八時に更新します。
一章の長さがまちまちなので、日によって二話更新、三話更新の日があります。
荒いところも目立ちますが、よろしければお付き合いください。
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今年も一年、お世話になり本当にありがとうございました。
私はとにかく人と運に恵まれるタイプですが、改めてそのありがたみを感じております。それに甘えず驕らず、応援してくださる皆さまに来年も良いご報告ができるようにがんばります。相変わらず至らぬところばかりですが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまのご多幸とご健筆を、心よりお祈りしております。
どうぞ良いお年をお迎えください。