先ほどに引き続きましてこんにちは。本日は二回ノートの更新がありますよ。騒がしいけどよろしくね。
さて、本日完結ー! ひゅー!
今ワークスペース覗いてみたら五月半ばから連載してたんですね。長い! 読者も作者もよく頑張った!
さて、今作は色々な思い出がある作品ですね。
最初に思いついたのは一昨年の末か去年の頭くらいだったかな。
僕の妹が新婚旅行に行った話をしたんです。「海外行くの面倒くさかったから飛鳥Ⅱに乗って日本一周旅行してきた」みたいな感じで。
飛鳥Ⅱっていうのは豪華客船の名前です。この客船の周遊プランに日本一周プランというのがありまして、横浜だかどこだかをスタート地点に日本中の港町を回る、というようなプランがあります。十日間とかかけるんだっけな? うろ覚えですが。
実を言うと飛行機恐怖症の僕が「海外? 飛行機ヤダ!」と妻を説得すべく考えていた代替新婚旅行案がこの「飛鳥Ⅱで日本一周」というものでした。しかしあえなく却下。舞台はハワイへ……ということで最高にハワイを満喫してきたのですが(ついでに飛行機も怖くなくなった)、僕の代替案は海外行くのも、何なら新婚旅行さえも面倒くさがっていた妹に採用され、実現に。
「え、飛鳥Ⅱ乗ったんだ」
実は飛行機回避策以上に船に興味があった飯田氏、いいなーと思ってしまう。
そして、「いいな」を形にするのが我々が普段自己表現の場としている小説じゃありませんか!
豪華客船を舞台にした本格推理小説を考えるようになりました。そして「本格やるなら……」としゅうすみに白羽の矢が。
高校生が豪華客船……? 同窓会でもするか!
というアイディアになったのは僕らしいというか。
僕の母校も時宗院並みに歴史がある高校で、2022年だかに百周年を記念した祝典をやる予定だったんですね。でもコロナで流れてしまって。「いいな」を形にする。小説の出番じゃありませんか!
そんなわけで「世代を跨いだ大規模同窓会」という設定に。やってて楽しかったなー。伝統、噂話、そうした学校のあれやこれやを色々な世代から見つめ直すのは何だか新鮮でした。僕たちの頃はこうだったこんな伝統も、今は形を変えて残ってるのかな、なんてことを考えました。
あと、しゅうすみ。
この二人の今後を書くことも目的の一つでした。信じられないでしょうけど、『開けてしまった密室』時点ではこの二人、「恋愛関係にはならない男女バディ」の予定だったんです(この話前もしたな?)
そんな二人が今ではラブラブ、果たして何があったか? それを書きたいなとも思っていました。
トラブルメーカーの秀平にやきもきする花純と、そんな花純のことがくすぐったくも嬉しい秀平。
両想いなんですよねー! いやー、いい! 素晴らしい! 我ながらよくこんなカップルを生み出した! えらいぞ!
さて、そんな二人の「物語の後」。
六月くらいに描いた絵です。自分で描きました。なので下手くそです。でも、かわいいー! からおっけい!
きっと秀平は「花純とデートだし、ジャケットくらい着とくか」
そして花純は「秀平とデートだから、おしゃれしなくちゃ……!」
そんなこんなで、秀平はジャケット着用、花純は『三通のダイイング・メッセージ』冒頭で縁ちゃんと買った服を着てデートです。
プリクラでも撮ったのかなー?
そんなイラストです。
お目汚し。
