こんにちは。いよいよナツガタリも終盤ですね!
9/8まであるのかな? そんな風に記憶しています。
さてさて、本日は何を話そうかなー。あ、今日近況ノート更新二回あります。この『ナツガタリで語ったり!』と、本日『三通のダイイング・メッセージ』最終回を迎えるのでそのあとがきですね。
と、いうわけで必然『三通のダイイング・メッセージ』について語る意味はなくなるわけですね。となると……そうだなぁ。
花純の愛読書『アメリカのシャーロック・ホームズ』について話してみましょうか。こちら実在の本ですよ。
アメリカの科学犯罪捜査班の礎を作ったオスカー・ハインリッヒという人の伝記です。
信じられるでしょうか。今から百年前、1900年初頭のアメリカでは殺人事件が起こった際、
保安官「なんかこいつ怪しいな(根拠なし。何なら勘)。しょっぴいたろ!」
保安官「吐かんなら拷問するでー」
保安官「家族から財産没収するでー」
が罷り通っていました。しかもこの後の裁判もいい加減で、「なんか周りのみんなこいつ悪いって言ってるから死刑ね」なんてこともしょっちゅう。
さて、こんなんじゃたまったもんじゃありません。トラブルも頻繁に起こりました。
そこにビジネスチャンスを見出したのが先述のオスカー・ハインリッヒです。彼は持ち前の科学知識で犯罪を科学し、「容疑の根拠」「無実の根拠」を示す初めてのメソッドを確立させました。
オスカーはとても几帳面な性格で、日常の細かなことをメモや記録にとっていました。やや強迫症気味だったとも言われています。そんな彼の繊細さは「犯罪現場」という小宇宙を研究する際にとても役立ちました。銃創から紐を引っ張ってどこから弾が飛んできたかを調べる弾道分析、血飛沫の散り方から見る出血点の確認などといった血痕分析。現代の科学捜査でも用いられる技法はオスカーが草分け的存在であるとも言われています。
花純はきっと、オスカーのこうした丁寧な仕事に感銘を受けたのでしょうね。犯行現場を隈なく調べて回る彼女の姿勢は、かっと百年前に犯罪科学捜査を確立したオスカーの魂を引き継いだものだったのでしょう。
さて、僕の頭の中には花純が科捜研に就職するに至る人生の道筋もバッチリあるのですが、まぁそれはまた何かのタイミングに。
花純にはハッキリと「夢」があります。秀平もそれはすごいことだなと思っていて、花純のことをいつもそばで応援しています。「花純の夢が俺の夢」と思っているくらい。
さて、この二人、本日公開分でさらに進展します。どうなるやら。
最後までお付き合いいただけますと幸いです!
画像は、本日りりさんからもらったしゅうすみ!
タイミング的には『ツリーハウス殺人事件』の冬荻祭の直後かな。花純はいろいろ大変だったもんね。居眠りもしたくなります。秀平はそんな花純に感謝のまなざしかな。ひやー、尊い!
