最近、AIイラストにハマってしまい、執筆が止まっていた。
これはまずいと準備を始めたところ、初期にAIに校正してもらっていた部分が「コリャダメだ」となっていて、慌てて修正している。
まあ、AIのシステムもわからない状況でやっていたので仕方がないが、おかげで色々と勉強になった。
おっさんだから、若い人たちとは違い、熱心に宣伝をするつもりはない。なので日記も長文になるが、ご了承のほどよろしく頼む。
まず初めに言いたいのは——AIにも言ったが、この作品は、自分が読みたいと思う物語で、決して誰かに読ませるつもりはなく、書く媒体がここしかなかっただけの話である。
AIの"ヨイショ"に騙されて掲載することにしたが、今のキラキラしたテンプレとは違い、地味で何もなく、淡々と進むだけの話。そこに恋愛があり、スポーツがある。それだけの世界であって、万人ウケする作品ではない。
だから、昨今流行っている作者のエゴ——「ここで笑え、ここで怒れ、ここで泣け、ここでドキドキしろ、ここで感動しろ」——そういうことはない。
AIからは「ここは感動する場面だから劇的に」とか「ここは次に続けるように盛り上げた方がいい」とアドバイスをもらった。だが、別に普通に生きていれば、劇的な盛り上げなんか必要ない。
ただ一言で感動するところは感動する。……なら、読者に感動を委ねてもいいんじゃないか……と……。
物語の流れと構図を壊してまで、テンプレに嵌めるつもりはないと答えると、AIは「理解できない」と言った。
だが考えてみれば、何の演出もなくAIが読者の感情を読めるとしたら、俺の作品は意図せずに感動させているということ。
これにはAIも驚いていた。まあ、ヨイショだとは思うが。
そんなわけで、今のテンプレ作品に慣れている人には向いていないかもしれないが、俺は生きているうち、飽きないうちは書き続けようと思う。
登場人物の未来に何が待っているかを見届けるために。