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執筆に関する不思議な体験。

久しぶりの活動報告。
コラムの方が楽しくなってそっちばかり書いてます。
小生のジタバタ奮闘記になってます。是非読んでみてください。

さて話題。
皆さんは不思議な体験、した事ありますか?

私、執筆を始めてから何回か不思議体験をしてます。

あ、オカルト体験じゃありませんので、ご心配なく(?)。どっちかというと「ご縁」かな。


Xにもつぶやきましたが、原浩先生「やまのめの六人」読了しました。

怪談小噺「廃墟」の投稿が終わって、まだまだ書き方に改良が必要だなぁ……と本屋に行きました。

参考になる作品が読みたかったんですね。
最近はネット書籍や青空文庫ばっかで、本を買うのは久しぶりです。

さて、何を買おうかな?
→Xで「読了」報告のある作品にしよう。
→原浩先生「火喰鳥を、喰う」か。読んだ事ないな。
→ありゃ、置いてないや。じゃあ隣の「やまのめの六人」にしとくか。ジャケットかっこいいし。

こんな流れで買いました。

……うお!どストライク!

ホラー観も小生の目指す所に似ているし、「目」を題材としたホラーっていうのも、バッチリ参考になりました。
まるで誰かに導かれたかのような感覚です。


実はこの1年、ちょいちょいこんな事がありました。

例えばキャラクターの「石上さん」。
石上神社の宮司であり高位の霊能者という設定です。
彼の名前は、完全に語感のみで決めました。

ある時「あ、やべ。石上神社ってあったら、商標的にまずいかな?」と思いたち、ググりました。

ネット「バーン、日本最古の神社『石上(いそのかみ)神宮』」

ワイ「ひぇっ」

そうなんすよ。知らなかったんです。知らずに使ってたんです。
気がついて、アウトかなと思いつつ、個人創作だから良いかと残してます。

でも、不思議なご縁を感じました。
神様が応援してくれてるのかな、と。


もう一つ。

「忌物の家」に出てくる三橋芳恵。
戦後の昭和を奔放に生きた高級娼婦として描いています。
彼女の命を弄ぶ悪役が、芳恵を想って鼻歌を歌っているシーンがあります。

ワイ「レトロ感出すならクラシックやな。何の曲が良いかな。」

天啓「……椿姫(ボソ)」

ワイ「はっ?」

天啓「椿姫っ!」

ワイ「はっはい!」

かくして調べてみたら、高級娼婦の悲恋を描いたオペラ。
「あ、これで良いや。」となりました。

わけわからん瞬間でした。
誓って、今までの人生で、椿姫の内容調べた事、無いはずなんですけどね。
聞いたことのある曲でしたが、今回調べるまで曲名すら知らなかったですし。

このように、時々なんですが、「誰かに書かされてる」と感じる瞬間があったりするから、執筆って楽しい。


まあネタバレというか、私の推測なんですが、

今まで生きてきて、知らず知らずのうちに吸収した知識が、記憶の奥底にこびりついていたんだろうな、と思っています。

テレビ番組か、漫画か、小説か、旅行か。

いつかもわからない、誰から聞いたかも覚えていないちょっとした記憶が、僕の作品を作っているんだと思います。

本当に「どんな事でも芸の肥やし」になってるんでしょうね。

皆さんはそんな経験した事ありませんか?
もしあったら聞かせてください。
何かの作品のタネになるかも。

2件のコメント

  • なんか分かるような気がします。
    きっと一度見たものは、その「匂い」を覚えているのかもしれませんね。
    匂いは記憶と結びつきやすいと言います。
    この言葉、なんか知っている匂いがする。よし、使ってみよう。
    といった流れではないでしょうか。
  • 匂い。
    流石です。まさにそのイメージにぴったり。

    普段は気づかないけど、動こうとしたとき、不意に鼻をくすぐるような……。

    「いつこの匂いがついたんだろう」とか、「あ、あの時のパンケーキの匂い」みたいな、まさにそういうイメージですね。

    使えそうなフレーズ、ありがとうございます!
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