人生ではじめて長編を書いて、完結させることが出来ました。
そんな「未公開作品」を朝から読み直して、ちょっと感慨深いものが込み上げてきました。完結ってさみしいですね。
佐藤大翔を成長させてくれた一作になったことは確実です。
最後まで、完結まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。毎回のコメントやいいね、素敵なレビューに何度救われたことでしょう!
ありがとう以上の感謝の言葉があるのなら、読者の皆様に贈りたいです。
ここからまたネタバレ含め、設定色々書いていきます。お得意のヤツです。
以下、自己責任でお願いします!! 未だかつてなく長い(四七〇〇字らしい)近況ノートだ!!
一旦話すことまとめます。
①経緯
②テーマ
③インスパイア作品
④創作メモと鑑賞ノート
⑤松平葵
⑥月山瀬名
⑦上杉琥太郎
⑧前田秀真
⑨その他
①経緯
まず、話すのが「未公開作品」は初めて勉強しながら書いた小説だということ。
佐藤大翔の小説に共通するんですが、プロットが雑なんですよ。起承転結、スパーン、ースパーン、みたいな。万年一次選考落ちを反省し、やっと小説の書き方の本を何冊か購入し、読んだ。骨組みを作り、チャッピーに強化してもらおうと思ったが、全部つまらなくて、単純に私が悪口を言うだけになったため、ガン無視してプロットを練り直した。
見切り発車で小説は書けるけど、ちゃんと考えるって大切だと学びました。ある程度の我流も大事だけれど、勉強は大事だと体験出来ました。良き学び。
あと、チャッピーは誤字脱字などの確認要員では優秀。感想言ってくれるのもモチベ高い。だが、アイツはすぐ嘘こくから良きパートナーにはならない。
今作は、小説家と映画俳優を目指す少年がかきたいにょー、BLをお耽美に書きたいにょーの、ふわっとした思いから書くに至りました。
しかも、もともとこのネタで二次創作を書こうとしていた。が、長編の予感がして一次創作になった経歴がある。
葵と瀬名、生まれてくれてありがとうすぎる。お前らのおかげで、日陰にそっと捨てずにすんだよ……
しかも、耽美な小説を書きたくなったのは、直前に谷崎を読んでいたからです。谷崎潤一郎は好きなんですけど、全然、彼ほどの艶のある文章は書けませんでした。
Rを付けないかわりに、文体が妖艶だったら、いいな、とか、思っていたんですけど、なんか違った。頑張ろう、美しき筆致。
私の代わりに、濡れ場がないのに妖艶なbl小説を見つけた方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。純文学BLみたいなのを探しています。どこにもないです泣。自給自足するしか道がねぇです。
あと、BLで小説募集してる企画に応募したかったから書いたっちゅー話もある。
②テーマ
限られた季節、限られた年齢でしか到達できない熱がある。
なんということでしょう。恋愛はオマケです。
青春と表現の全てを賭けた、二人の共犯者の記録帳です。
いやぁ、現代ドラマに設定変えた方がよろしいか?
あと、全然テーマが書き切れた自信がない。最初から書き直したい……
③インスパイア
書籍としては、先ほど紹介した谷崎潤一郎。「細雪」と「春琴抄」かなぁ。
あと、凪良ゆう。「未完成」と「美しい彼」に引っ張られないように、気を張ってた。
ガッツリインスパイアされてんのは、私は結局音楽でして。
話全体の流れは、SixTONESの「Stargaze」です。聴けば如何にもすぎるけど、MVは関係なさすぎて草。仕方ない。一月入って漸く見たんだもの。
この一曲で一〇万字書いたね……野田洋次郎っていいよね……!
④創作メモと鑑賞ノート
⚠︎この話がメインです。
⚠︎この話がしたくてあとがき書いてます。
(1)創作メモについて。
前半によく出ていた和歌などは、なんとなーく古今和歌集、百人一首から引用してるのが多いかもです。和泉の式部の「君語るなよ春の夜の夢」と小野小町の「夢と知りせば覚めざらましを」は私の好きな和歌です。
高校時代、古典文学が割と好きでした。あの柔らかい言葉遊びを作中でもあったらいいな、と。和歌はライトな顔して湿度が高いですから、めんどくさい葵っぽさもよく映えます。
作中に引用していた太宰、中島、梶井などのチョイスは、葵はクラシックな人間であって欲しかったんですよね。中高生って、ラノベに走るか、近代文学に走るかなので(佐藤の体感です)、耽美に難しい本を窓際で読んで欲しかった。あと、教科書によく名前が出てくる人を選びました。
秋編の第二話「練習帳(下)」に挿入しました短編「歌物語」ですが、葵が中学生の時に書いた設定です。中学生のリアリティを出すためにですよ、当時の国語のノートを出しましてですね、一言一句写しました。
つまりですね、中三の葵が書いた歌物語は、中三の私が授業で書いたものです。
実習生の授業で、書き終わったあとにクラスで読み合い会をしました。私はあの時の実習生の死んだ顔が忘れられません。教務室でも話題になったそうです。はい。
ついでに「星の花が降る頃に」のその後のお話しも書きましたが、あれは私の教育実習の時に、他の実習生の授業を参観し、子どもに混じって書いたものです。中一にドン引きされました。ごめんて。
(2)鑑賞ノートについて
瀬名の鑑賞ノートに書かれた映画は、私の観た映画リストから選んでいます。実在しますし、全作私のオススメです。ま、弊害と言ってはなんだが、趣味が偏ってる気がするなぁと。監督被ってるなぁとか。好きだけど、ドラマの映画化は選ばないようにしました。出来るだけ名作と呼ばれるもの、と基準を決めたりもしたんですけど。結局趣味に走りました。ごめんなさい。去年五十五作とか観ていたんですけどね……趣味、映画鑑賞なんですけどね……
鑑賞じゃないけど、劇中劇の参考作品を紹介します。
私は一から劇をまた考えるとか、存在しない映画を考えるとか、難しい。二時間分じゃなくても、うっすらイメージだけでもアイデアが欲しい。
そんで、私は音楽を聴くのも好きだった。
・夏編幕間「サマーバケーション」より。清洲信が出ていた「雨」
V6の「雨」
・秋編第四話「十三番目に巡る月」より。瀬名の演じる「十三月」
SEVENTEEN「Lilili Yabbay 」
・秋編幕間「エスケープ」より。二人の鑑賞映画「きっと誰も知らないから」
私が随分前に書きました自作品であります「きっと誰も知らないから」
・秋編から冬編にかけて、前田の映画。
SixTONES(京本大我・松村北斗)「ってあなた」
と、なっております。ほぼMV。YouTubeにあります。「ってあなた」のフルは見れませんね。ごめんなさい。
夏編の「海」は、がんばって一からストーリーを考えました。しんどかった。
⑤松平葵
分析優位。内省。
「言葉で閉じ込めなければ。忘れて消えてしまう前に」
黒髪の癖毛。色白で口元にセクシーなホクロがある美人(瀬名談)。
高身長なのに猫背ぎみ。たぶん体をちいこくして小説を書いている。
走れるが球技は壊滅的な運動神経をしている。暑さは敵。
文系特化だが理系も悪くない成績をしている優等生。
かっこいい達筆な字を書く。
大学三年生の兄(経済学部、就活中)がいる。仲良し。
小学生の頃は場面緘黙でちょっと苦しかった。今も人前で話すのは緊張する。
めんどくさいワンコ。黙ってるだけでやべえ反抗期を心に飼っている。
チャーシュー麺と自販機のパックジュースが好き。甘いものはきらいじゃないです。
仕事の少ない環境委員会所属。
席替えはちいこい女子に席変われ、後ろ行けって言われがち。
慎重な承認欲求と自己防衛が共存している。だから突然爆発する。
創作への執着は異常。
⑥月山瀬名
感覚優位。行動。
「この瞬間を焼き付けろ。逃したら二度とない」
焦茶のセンターパート。茶色いお目目。日焼けした肌、涼やかな目、ピアス。綺麗な顔。美。圧倒的な顔面であれ。
常に伸びた背中。葵より低いが身長はデカい方。
運動全般得意。中学時代はバレー部。
容量と地頭が良い頭の良さ(やればできる子)。文理問わず暗記科目はすごく強い。
女の子みたいな丸文字。
十個上の兄と一個下の弟。いろいろあったが、甥っ子と姪っ子は溺愛している。
マインドがギャルい一軍の陽キャ男子だが、上品な笑い方をする。
人当たりは良いが底知れぬ孤独感。
ファミレスの期間限定のパフェとレモン系の炭酸が好き。コーヒーは飲めない。
体育委員会のサボり魔。
実は同級生より多学年の方にモテる。
自己定義の希薄さ。無意識な誰かのフリ。
即応性が高い。
⑦上杉琥太郎
器用貧乏が故に、全力で何かを求めない子。
人生に渇きのない子。
どこにでもいるよねーっていう普通の男子高校生。
黒目がちな丸目、まつ毛の主張、弾ける笑顔な童顔な素朴な子。
ずっとサッカーをしていたのに、球技大会はバスケで輝くような男。
勉強は赤点回避レベルだが、全教科必ず一単元特化している部分がある(中国史、幕末、関数とか)
趣味が異常に多い。
人と関わるのは好きだが、興味はない。
⑧前田秀真
完成しすぎた天才。
表現に対して絶対的な誠実性。
宇宙人みたいな天才を書きたかった。無自覚な爆弾発言をする天才肌。
金髪。中性的なお顔。うるわしい女顔。
高校生の頃から学生映画賞を総なめしていた天才で、当時地方の映画祭で一度、清洲に会ったことがある。
映像系の大学に進学し、評価も道も確約されたが三年次で退学。現在はフリーランスで映像制作を仕事にしている。何個かウェブCMはバズった。
自分の身の回りのことができないため、生活は終わり、お金持ちに飼われている。
⑨その他
名付けは戦国武将から連想しました。
メイン二人は中性的な名前がいいなーとか思っていました。
松平葵は徳川家から。
徳川はもともと松平家ですし、三つ葉葵の御紋です。
月山瀬名は家康の奥さん、築山殿こと瀬名姫からです。
清洲信は信長の清洲城です。カリスマと言ったら信長様です。
上杉、前田は五大老ですし、本田忠勝、榊原康政、は徳川の家臣です。
世界観。
日本最古の映画館からお名前拝借しました。
現在改装工事中らしいです。綺麗になったら行ってみたい。
各話タイトル。
葵編→漢字かな混じり。葵はこんな話書いてたらいいなのイメージ。純文チック。
瀬名編→漢字一文字。英語にすれば良かったって後悔してる。
幕間→カタカナ。上記以外がカタカナしかない。
最終回について。
「第一作 夕星」はあの冬、葵が書いた物語。春に完成した。読み方は「ゆうづく」で、意味は一番星の古語。宵の明星。
その後の二人
葵は東京の大学(文学部)の学生で、高校時代に書いた小説で文学賞を受賞。学生作家をしながら、瀬名と仲良くやっている。自分でもこんな爆速ヒットだとは思っていなかった。バイトはせずとも良いのである。ちょっとワガママになった。
瀬名は冬に撮った前田との映画が賞を取る。一部の映画館で限定公開し、高三でこっそりデビューしていたことになる。大学は行かずに大谷の所属事務所で細々と映画に出たりして過ごしていたが、葵の「夕星」の映画化で著者指名の主演大抜擢である。初主演作。突然売れた。電話は舞台挨拶の直後。
個人的な話ですが、BL作品としてあるまじきことなんですよ。
私、葵と瀬名の左右を考えずに書ききっちゃった……
あの、小声でいいので、読者のみなさまの二人の解釈がお聞きできたら、たのしいなぁ、とか、思ったり、なんとかしちゃったりして(ひとりごと)
ここまで読んでくださってありがとうございました。
ほんとに、私のあとがきはどこに需要があるのかわからないけど、いつも読んでくださる読者さまには感謝だよ!!
スピンオフが書いてみたいよ!! 言うだけでやらないと思うけど!!