平安時代中期。平安京にひとりの陰陽師がいた。
その男の名は、安倍晴明(はるあき)。
40歳を過ぎて陰陽師を志し、ようやく天文得業生(学生)から陰陽師となれた遅咲きの男であった。父は、安倍益材(あべのますき)といい、陰陽師ではなく大膳大夫という中級貴族であり、なぜ晴明が陰陽師になろうと思ったのかは謎であった。
そんな安倍晴明は、平安京に蔓延るあやかし・モノノケといった魑魅魍魎たちを陰陽の術を使って、バッタバッタとなぎ倒し……
といった物語はすでに現代に沢山ある。プロの作家もアマチュアの作家もこれでもかというほどに書き倒しているのだ。
その中でも有名なのは夢枕獏先生の「陰陽師」だろう。
同時代に生きた源博雅とのバディ。雅やかで、どこか艶やかな物語。
「ゆこう」
「ゆこう――」
そんなセリフで物語が移り変わっていくことでもお馴染みだ。
しかーし、私の安倍晴明はそうではない。四〇代のおじさんのリアル。そして、どんどん歳を重ねていき、老いていく晴明を描きたい。
そんな気持ちとともに書き続けてきた。
気がついたら18万文字を超えていました。
そんな、小説がついに完結を迎えたのです。安倍晴明85歳まで書き切りました。
長い!非常に長い!でも、あっという間に読み進められる(はず)。
安倍晴明を知っている人も、知らない人も、ぜひこの機会にお読みいただければと思っております。
源博雅をはじめ、藤原兼家、道長親子、源頼光などなど、あの時代を生きてきた人々も登場いたします。
SEIMEI ~星を詠みし者~
https://kakuyomu.jp/works/16818093076400623453ふー、長かった。でも完結まで持ってこれた自分を自分で褒めてあげたいです。