私はよく散歩をする。
仕事上、午後がフリーとなることが多く、運動不足を解消するための散歩をする。
散歩といっても1時間以上は歩く。ただ、ただ、ひたすら歩く。
最初はそんなに歩けなかった。1駅先まで歩いてみるか。
そんな感じで1駅ずつ先へと伸ばしていき、気づいた時には徒歩で会社から自宅まで歩けるほどになっていた。
自宅までは、歩いて約3時間半。最短ルートでの距離だ。自宅まで歩けたことには満足したが楽しさが何もなかった。ただただ辛い道のり。
それではダメだと思って、都内のいろいろな場所を巡って歩くようになった。
最初は自分の帰宅ルートにある神社仏閣を巡る散歩。
だんだんそれでも満足できなくなってしまい、大幅に遠回りして神社仏閣や名所を訪れるようになっていった。
私は生まれも育ちも東京の下町だ。
でも、全然東京の名所に行っていないということに気づいた。
だから、オジサンになってから散歩で東京の名所を巡り歩くということをはじめているというわけだ。
東京大神宮とかはじめて行ったし、美術館とかも博物館とか行ったことのない場所が沢山あった。それに美術館とか博物館は、知らない間に都心に出来ていたり、イベントごとに違うものをやっていたりするので、全然飽きないのである。
そんな長い距離を散歩する人をSNSスラングでは「伊能忠敬界隈」などと呼ぶそうだ。
どうやら、散歩が流行っているみたいですね。オジサンは流行を先取りしていたというわけです。もう10年以上歩き回っていますからね。
東京の名所を歩く=旅という発想から生まれたのが今回の短編小説「東風吹かば、葉月の果てに」ということになります。
東風吹かば――からはじまる短歌といえば、菅原道真ですよね。
私の散歩ルートのひとつにある湯島天神。こちらでは菅原道真公を祀っていて、受験シーズンには大勢の受験生が訪れたりしています。
正月は大変混雑するので、いつも正月を避けてお参りしたりしているのですが、初春には梅の花が咲いていて、また別の雰囲気で楽しめたりもするんですよ。
本作は、犀川ようさん主催の自主企画「第三回 さいかわ葉月賞」に参加しております。もう葉月賞も三回目(三年目)になるんですね。
今回のテーマは「旅」ということです。
第三回さいかわ葉月賞 テーマは「旅」
https://kakuyomu.jp/user_events/2912051605244652286今回も力作ぞろいとなるでしょうから、楽しみです。
そして私の作品もリンクも貼っておきます。
お時間があれば、読んでいただけると嬉しいです。
「東風吹かば、葉月の果てに」
https://kakuyomu.jp/works/2912051605289787403ここのところ、カクヨムの通知機能が正常作動していない模様なので、通知が遅れてやってくるかもしれません。
と、いうわけで暑い日が続きますが、皆さん散歩は程々に!