雨野うずめでございます。
本日投稿した『パレ・ガルニエの足場、鈴からの一文』にて、『ムッシュ・サムライの五年間』は、完結いたしました。
読んでくださった方々のお陰で、最後まで書くことができました。
本当に、ありがとうございました。
さて、少々お話をさせていただきますが……
お気づきの方もいるかもしれませんが、本作品のアイデアの基は、名曲『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』です。
(イギリスのロック・ミュージシャン『スティング』が1987年にリリース。ジャズっぽいメロディーに、異国でアイデンティティを持って生きること綴った歌詞。ステキな曲ですので、ぜひ拝聴を。)
FMラジオから流れてくる曲を聞いていて「あ、いけるかも?」と思って、構成を考え始めたワケです。
最初は『サムライがパリで暮らす物語』というところから、史実に限りなく合う形で、サムライがパリにいる可能性が高い時代を調べているなかで『第2回パリ万博』のことを知りました。
これが、まさに天啓。
ここからの5年間が『パリ』という都市にとって、『パリ万博』『パレ・ガルニエ』『普仏戦争』『パリ・コミューンの動乱』など、物語を創作するうえで、限りなくドラマチックだったのは、幸運でした。
そこから、サムライ特有の剣技の一端を見せてみたり、江戸時代の飢饉を生きた知恵などを織り交ぜて、物語を作っていきました。
そして、タイトルですが、本来なら『サムライ・イン・パリ』なるところ「どうも、しっくりこないなぁ……」と感じ、映画『セブンイヤーズ・イン・チベット』から転用して『ムッシュ・サムライの五年間』としました。
(1997年日本公開。主演:ブラット・ピット。アイガー初登頂で知られるオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーが、チベットで過ごした7年間を描いた作品です。当時34歳のブラピが、チョーカッコいい!)
そんな、5年間を生きたサムライの物語でございました。
改めまして、本作品を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
毎話の感想や応援の言葉に支えられ、最後まで書き切ることができました。
この物語が、皆さまの時間のどこかに小さく残ってくれたら嬉しいです。
また次の作品でお会いできるよう、引き続き書いていきます。今後ともよろしくお願いいたします。
おまけ
本編は『パレ・ガルニエの足場、鈴からの一文』で終了しましたが、本作品を読んだスティングから『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』の歌詞を、日本語でアレンジして送ってくれたので(ジョークです)、『番外編:サムライ・イン・パリ』で公開します。