どうも、坂神です。
相変わらずアニメ『スパイ×ファミリー(3期)』を視聴してニッコリしている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近のエピソードまで来ると、何だかんだでダミアン(デズモンドじなん)はアーニャのことを内心大好きなのが伝わってくるツンデレラブコメで良きですね。
ていうかもう、いわゆるダミアニャのカップリングって、ある意味「好きな相手が自分のことを大大大好きだという本音を隠しているのに、実はこちらには(超能力で)全部筒抜け」みたいな関係性のラブコメ設定なんですよね。まあアーニャはアレだしダミアンもソレなので全然噛み合ってないけど(笑)。
で、今更のように気付いたんですが、それって何のことはない『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』の男女関係逆転バージョンではないでしょうか。そりゃ面白いし、人気も出るはずですわ……。
というわけで、「スパイ×ファミリーのダミアニャは実質ロシデレ」! アーニャとアーリャだしな! ここ試験に出ます(妄言)。
と、それはさておき。
今回は以下三点、ご報告です。
1)新作短編『平地を吹き抜ける風』の話
前回の近況ノートで触れていた通り、もう一本短編を書きまして、本日よりカクヨムコンの短編部門に応募しております。
大まかな概要は、下記の通り。
* * *
〇タイトル:
『平地を吹き抜ける風』
https://kakuyomu.jp/works/822139841159280467〇ジャンル:現代ドラマ
〇キャッチコピー:
【平地人は、吹き抜ける風に惑う。】
〇あらすじ
地方都市の靴量販店「仲元シューズ」は、今秋のセールイベント期間に自社ブランドの新作運動靴を発売する計画だった。
新委住北通り店に勤務する「私」は、発売日の準備に追われる傍ら、いつも単発バイトに応募してくる「賢治さん」としばしば言葉を交わす。奇妙なやり取りを通じ、次第に内省を深める中、やがてセールイベント開催の九月を迎えるのだが――……
* * *
完全に文芸系(純文学寄り)の内容だと思います。およそWeb小説読者向けではないですね。
だから自分以外で誰が読んで喜んでくれるのかも、あまり見当が付きません。一応AIに下読みさせたところ、想定読者層は「文芸作品を好む社会人」みたいな判定は出たんですけどね。
とにもかくにも、もうひとつの応募作『無知なる幕は、ウサギの世界を包んでいる。』共々、よろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/822139837254155048あー。それから、ついでに『気怠げ司霊者と迷える門人』に関してですが、そちらは予約投稿のスケジュール通りだと、第八章が12月20日に終了し、12月21~22日更新の番外編2話分でカクヨムコン11期間中の更新が終了します。
第九章以降の公開予定は未定ですが、また気が向いたらダラダラと不定期に章単位で書き足していきます。
2)特に今年好きだったアニメなどの話
もう年末なので自分、アニメ振り返り早口キモオタトークしていいっスか……?
というわけで今年好きだったアニメを思い返してみたのですが、色々楽しませて頂いたものの私的なナンバーワンは、やっぱ『バンドリ!AveMujica』でしょうかねぇ~。
『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』も良かったんですけども、まあ何だかんだ原作ラノベでストーリー自体はすでに知っているお話でしたので。
えーそれで『AveMujica』は、実質的に前作『It’sMyGO!!!!!』の後編パートみたいな内容なのですが、本当に期待に違わぬ「ドロドロっぷり」で最高でしたね(真顔)。わりとホラーミステリーみたいな構成でもあったし。
ていうか私、一応『It’sMyGO!!!!!』と『AveMujica』は2周しているんですが、これ2周目の方が初見時より楽しかったという、けっこう稀有な体験を得られたアニメでもあります。
まあわりと人間関係とかストーリーとか複雑で、1周しただけだと即座に理解できなかった箇所がけっこうあるってことでもあるんですが(頭悪いので許してくれろ)。
とりあえずねー推しはそれぞれ第一印象から、『MyGO』が長崎そよで、『AveMujica』が三角初華です。そして最後まで変わりませんでした。
どっちもすげぇヤベェ子じゃんってアニメ視聴済みの方なら思われるかもしれないですが、なんかやっぱ私ってヤバめな子が好きみたいです(反論なし)。
いやしかしあとから気付いたんですが、この二人って「もう好きになった相手の気持ちは自分に向いていないとわかっていながら、執着してどうしても離れられない」タイプの女子なんですよねどっちも。
そよりんの泣いてすがりながら「何でもするからぁ!」も大好きだし、初華の「わたしのさきちゃん獲らないで!」も大変良きです。
その上でこのお話って、考えてみると豊川祥子というお嬢様に関わってしまった人間がみんな人生振り回されてグダグダになる物語だと思うのですが(ぇー)、当の祥子本人はライバルバンドの燈に一番執心しているという救われなさ、最高じゃないです?(訊くな)
ちなみに私がメチャ好きなの、まあ『AveMujica』じゃなく『MyGO』の最終話になっちゃうんですが、そよりんが「本当は燈ちゃんの書く歌詞が苦手で、嫌いだった」ってつぶやき、それでいて「私、一生CRYCHICを忘れられないと思う」と続ける場面なんですよね。ここマジで神懸かり的にエモくて長崎そよ2000%じゃありません?(だから訊くな)
何だよあの会話は文学か。
3)最近読んだ面白い本の話
今回はクレイヴン『デスチェアの殺人』をご紹介。
近年の翻訳ミステリー界隈では、ホロヴィッツ作品と共に双璧と呼ばれることもしばしばの<ワシントン・ポー>シリーズ第六弾にして最新刊です。
前回『マーブル館』を取り上げたので、こちらにも言及しないわけにはいかないでしょう。
というかクレイヴンもホロヴィッツも、毎年同時期にきっちり新作出してくるんだよな。
えーそれで『デスチェアの殺人』についてなんですが、結論から言うとシリーズ最高傑作だと思いますハイ。
いやこのシリーズも基本的にほとんどハズれというのがないんですが、個人的にこれまでは第三弾『キュレーターの殺人』か第四弾『グレイラットの殺人』のどちらかが最高傑作かなあと思っていたんですよ。ところが今回、思いっきりそこのハードルを越えてきたような印象があります。
全体的なノリ自体はいつものテイストで、それこそすぐにも海外ドラマになりそうな雰囲気のお話なんですけども、今回はちょっと日本の新本格っぽい仕掛けが作中にありましして、「まさかそうくるとは思わなかった……!」と思わず唸ってしまう内容です。いやこれじゃ全然伝わらんか(白目)。
まあいずれにしろシリーズファンなら必読の一作であることは間違いありません。
今回も登場人物の関係性というか、以後の立ち位置的なものに大きくかかわる事件にもなっておりますので!
などと、毎度ながら以上のような調子でお送りしましたが、前回の近況ノート以後、拙作をお読み頂き、レビューや評点、応援などをお寄せくださった皆様には、心より御礼申し上げます。
以上、坂神でした!