第四十五話「ありがとうでいいんだね」に添えるコメント

【案内人・葛城二華より】
 第45話をお届けいたします。
 八月下旬、夏休み。六花円舞曲の一日でございます。
 朝、三人がお出かけになります。残ったのは、じゅんさんと、陽花さんと、氷華さん。そして深雪さんが、いつものように、この家にいらっしゃいます。
 陽花さんは、じゅんさんとの約束を果たすために、まずダイニングテーブルの上の教科書を片づけなければなりません。
 午後、リビングに移ります。読書の時間です。やがて陽花さんの頭が、ゆっくりと、傾いていきます。じゅんさんの膝の上に、重さが落ちます。深雪さんが、音を立てずにブランケットを一枚、掛けられます。
 目覚めてから、じゅんさんが二階に上がられるまでの間に、陽花さんの言葉が一つ、変わります。
 夕方、三人が帰ってまいります。——ここから先は、六人が揃ったときの六花円舞曲でございます。皆さまはもう、ご存じかと思います。
 タイトルは「ありがとうでいいんだね」。陽花さんの胸の中で静かに結ばれた言葉が、このタイトルに届きます。
 夏休みの一日を、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
※本作のイラストはAIを用いて制作していますが、キャラクター・服装の設定および最終選定は作者によるものです。

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