ドーモ、龍崎操真です。
今回は6月27日に公開された「LUPIN THE ⅢRD THE MOVIE 不死身の血族」を観てきた話です。
まず、結論から言いましょう。
めっちゃ最高でした。
何を隠そう、僕は「ルパン三世」シリーズが大好きでしてね……。この作品が制作決定のお知らせが来た時から公開を楽しみにしておりました。
でも、仕事の都合で公開初日には劇場へ行く事ができなかったんですよね。
だがしかし。待った分だけ期待は膨れるという物。幸い、ネタバレもなんとか回避する事も成功しましたしね。
そして、その期待に応える出来で観に行って良かったと胸を張って言える作品でした。
まず、おさらいパート。この作品、メインキャラの声優さんが交代しているんですよね。主人公のルパン三世も、寡黙な侍である十三代目石川五エ門も、ファムファタールといえば真っ先に出てくるであろう峰不二子も、ルパン三世永遠のライバルである銭形警部も、そしてルパン三世の絶対的相棒であるクールな“ガンマン”次元大介も。
次元に至っては二年前くらいに放送された「PART6」で交代したばっかりですからね。しかも、それまで次元大介役を務めていた小林清志さんは次元の役を降りて数ヶ月くらいした後に鬼籍へ入られました。
だから、「次元大介の墓標」の振り返りの時、小林清志さんの声が聞けた時は嬉しかったです。
「お前がどれだけ軽い銃を使おうが、俺に言わせりゃあロマンに欠けるな……」
たとえ重くて時代遅れと揶揄されようと、極限まで肉抜きした早撃ち特化の銃を相手に負けても、なお357マグナムというリボルバーにこだわる次元がリベンジを果たした際に言ったこのセリフ。
これをまんま劇場で聞けた時の感動ったらもう……。スタッフ、本当にありがとう……!!
さて、ここからは本編の話。
「次元大介の墓標」、「血煙の石川五エ門」、「峰不二子の嘘」、そしてAmazonプライム限定の配信作「銭形と二人のルパン」。連作で続く「LUPIN THE ⅢRD」シリーズの集大成である今作は、先程挙げた作品で襲ってきた殺し屋はいったい誰が差し向けてきた来たのか。その核心に迫るストーリーとなっております。招待状として配られたトランプの絵札とAカード。行き先はあの有名な魔の海域、バミューダトライアングルにある孤島。これだけでもうワクワクするしかない。もちろん、銭形警部も付いて来ます。そんな孤島でルパン達を待ち受けている物とは……。
ここから先は本編を観てください。「全てのルパンに繋がる」というキャッチコピー、集大成の名に恥じない壮大な結末が待っています。
この先、ネタバレ注意。観に行く予定の方は回れ右してブラウザバック推奨。
観終わった後にある可能性が脳裏を頭に浮かびました。それは最初の劇場版「ルパン三世VS複製人間」リメイクの可能性です。
根拠として理由を挙げると、作中でクローンについて言及していたんですよ。しかも最後、なんとルパン三世が自首してきたという知らせが銭形警部の元へ飛び込んでくるという終わり方だったんですよね。そして、例の「ルパン三世VS複製人間」の始まり方は捕まったルパンが死刑判決を受けて絞首台に上がり刑が執行されるという物。これもうやると言っているような物じゃないですか?
たとえ、勘違いだとしてもその後に「ルパン三世VS複製人間」を見ればまた違った感じ方で作品を楽しめるという物です。
でも、最近同じような事あったな……。あれ? これジークア……。
失礼しました。
とにかく、リブート作の締めくくり、そして集大成の名に恥じない「LUPIN THE ⅢRD THE MOVIE 不死身の血族」。ファンの方は絶対に観に行く事をオススメします。
帰り際に「原作観たら分かるのかな?」と一緒に来ていた人と話していた女性の方もいたので、初見の方も興味があるなら入口として観に行って良いと思います。とにかく、劇場公開は今だけなので行きたいならすぐ行くべきです。そのくらい出来が良く感じました。
やっぱ“かっこいい”ってのはビジュの美しさじゃなくて、その在り方にあるんですよ。それをルパンは私に示してくれました。
長く語りましたね。布教もしてみた所で、今回はここまでにしましょうか。
龍崎操真でした。
それでは。