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ヴァンプスレイヤー・ダンピール第三章完結の報告

 ドーモ、龍崎操真です。
 活動報告を書くのも久しぶりになってしまいました。
 いやー、こういうのって本当に何書けば良いんですかね……。
 さて、まずはヴァンプスレイヤー・ダンピール第3章完結しました!
 今回は主人公の明嗣の本音の話を書こうと思って始まった第3章、読んでくれた皆様はいかがでしたでしょうか?
 ヴァスコが見つけた未解決事件から出てきた明嗣の苦い過去、そこから亀裂が入ってしまった関係と明嗣の本音など、全体的に暗い話運びになったと思います。
 本っ当に心配でしたね……。最近、ささいな事から大喧嘩して〜みたいな話が妙に嫌われる傾向あるじゃないですか。実際、10段階評価で平均的に星8~9が多い傾向のあるハーメルンで星5を突っ込まれたりしましたからね……。
 でも、必要だと思ったから頑張って書きました。やっぱり、戦う物語なら仲間はぶつかり合わせてなんぼだと思うんです。男も女も戦える世界ならなおさら必要だと思います。でないと、なぁなぁの仲良しグループ止まりになってしまう。そうなると、いざと言う時に背中を預けられなくなる。それではいけない。そんな訳で今回は喧嘩して仲直りする話になりました。
 それに、明嗣は半吸血鬼であると同時に男子高校生なので。しかも、吸血鬼を殺す事で金を貰って生計を立ててるアウトローです。なので、社会の嫌な所を見て怒ってる訳ではないけど、不満を抱えてます。だけど、自分1人がどうした所で何か変わる訳でもないのも分かるから、黙って受け入れるしかないのを悟ってしまった少年のつもりで明嗣を書いてます。絶望していると言い換えても良いかもしれません。だから、彼の価値観にはある種の諦観めいた物が底にあるんです。特に女性の横暴に対して。そして、同じような物を抱えた男子高校生が表に出してないだけで、世の中にはたくさんいると思うんですよね。個人的所感ですが、今ってSNS台頭で簡単に大人の世界を覗けて、大人の仲間入りするのも早くできるけど、自分勝手な大人のような何かがデカい面して暴れまわっているでしょう? それで、その毒に当てられて落ち込んだり。それこそ「男は一生下を向いて私の奴隷でいろ!」みたいな価値観の人が支持を集めて、それを具体的な数字として見せられたり。だから、3章はそんな社会で傷付いた男子高校生に寄り添う話にしたかった。
 もちろん、女性の方にも言い分だってあるし、横暴を振りかざす女性と一緒にされて「ふざけんな!」と怒りたくもなる人がいるのも分かります。実際、作中でも鈴音がブチ切れました。でも、分からないんです。だから、全部同じ物として見るしかない。だから、距離を取らざるを得ない。それが本音なんじゃないかと思うのです。1人の男の立場として言わせてもらうと私はそう。
 でも、結局社会はそれでは回っていかないですよね。今は上手く行っていても、必ずいつかガタが来てしまう。だから、お互い歩み寄る必要がある。そう思うんですよね。こちらからは何もできないけど。
 難しい話になりましたね。彼らがどうなったかはご自分の目で確かめましょうと言うことで、3章の話はこれまでにします。
 そして、第四章ですがもちろんやります。っていうか、やらない理由ないですからね。ただねぇ……。ネタはあるけど、迷ってるんですよね……。ヴァチカンから来た祓魔師のヴァスコとミカエラの掘り下げとか、秘密酒場の登場でそこから事件が転がり込んでくるとか、真祖の謎とか、やれる事いっぱいありまくりでどれから手をつけようか悩んでます。
 真剣な話ばっかり続いたんで、ここらで高校生らしく遊ぶ話でも良いかもしれないですね。
 どうしようかなぁ……。

 長く語りすぎた気がするので、今回はこの辺にします。
 龍崎操真でした。

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