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第42話【想う夜に】

私は何だかんだ言って真面目な人間が最強だと思ってるんですよ。

アスリート。

プロになってデビューして、大金を貰うとあっという間に夜遊びに耽ったり、悪ぶったりするしょーもない奴になり果てる奴とかもいます。

でも私は思うんですよ。

そんな野郎でも、結局小さい頃から、プロになるまでは、地道なトレーニングをずーーーーーーーーーっとやって来たんです。

私は思うんです。


【根は真面目じゃねえかおまえ😊】


そこから駄目になる奴は真面目を止めたんですよ。
真面目にそこでやり続けたらすんごい選手になったわけです。
真面目をやめたからそこから転落していっただけで、

結局プロになるまでは子供の頃からあいつらだって根は真面目に練習をして来たのです。


ふざけたりする奴は絶対最後の最後で優れた仕事は成し遂げられません。

ユーモアを持った人と、ふざけてる奴はやっぱり違います。
結論というかフィナーレが絶対違ってきます。

ユーモアを持った人も根は真面目なんだと思うんですよ。
ふざけてる奴は真面目じゃない。


真面目で地道にやり続ける奴こそ最強です。


人間が転落したり、駄目になったり、停滞して向上しなくなる時、
恐らく真面目ではなくなった部分があるのだと思います。


創作で言えば、やはり真面目に作品のことを考え、作品作りに真面目に悩み、取り組む者が最強です。


しかし真面目にやることはしんどいことです。地道なトレーニングですからね。
逃げずに立ち向かうとか。真面目な人は真面目じゃない奴よりもずっとストレスがあり、苦労があり、疲れます。

でもそういう所からそれでも乗り越えて出て来るものこそ本物ですよ。

今きっと書くことに悩んでらっしゃるんだと思うんです。単純な描けないとかじゃなくて色々な優先順位とか、テーマを絞ったり、展開を考えたりする中で、考えることが要するにいっぱいあるのだと思います。

多分真面目にそういうものと向き合ってるんだろうなーと思う。

そういう時、やっぱり声を掛けたくなりますが。でも書けるかどうかってのは物書きにとって生命線です。悩んだり考えたりすることで他人にアドバイスをもらうことは有効でも、最後の最後は自分で書かないとプロにはなれません。

そういう時に他人の手によって書かせてもらっても、結局そういうのが繰り返されれば他人がいなければ何も出来ない人間になっていきます。

本当に強き者は、最後の最後は自分一人で立ち向かわなければならない。

前に作品を読んだ人で、真面目に色んなことを作品作りで考えていらっしゃった方がいます。この方は結局カクヨムを退会なさいました。
でも私の全く本来興味を引かない「夜の都会をうろつく少女の心境」を非常に感受性豊かに書かれていて、興味ないテーマなのに私は非常に惹かれた文章を書く方でした。
短編と中編を書かれるタイプですが、私は中編の適正があると見ていました。
言葉を非常に大切にされていらっしゃるので、短編にも詩のような味わい深さがありましたが、中編で物語性を出した時に、とても光るものがあった。

世の中には「お前少しくらい悩め」というような奴が、全く悩まず、真面目に真剣に考えるタイプの人が真面目に取り組んだ結果悩んでしまって、書けなくなることがあります。


「結局書いている方が強い」


そう思う人もいるかもしれないですが、私の見方は少し違って、やはりそれでも真面目に考え取り組んだ人の方が強いです。

真面目に取り組んでない奴が何作書こうと名作は絶対永遠に生まれません。
でも、苦しんでも真面目に考え、壁を乗り越えて真面目な人がもし作品を生み出せたら、圧倒的にこの人の作品の方が優れているはずだと私は信じているのです。


真面目で才ある者には、


あとはある意味、書きたい、仕事にしたいという強い意志。
これを自分の中に見出して、苦しくても書けるかどうかだけが問題だと思います。
これさえ出来れば、彼らに恐れるものは何もない!

退会された方も、別にいつも言っていますが全然カクヨムが世界の全てじゃないです。書くのが好きで、真面目な人ならやっぱり書き続けていると思いますよ。

いつか、どこかでそういう方の作品に再会出来たら嬉しいなって思っています。


真面目であることは最強であります!!🌈


私も「お前は人生損するほどの生真面目」と評された人間。


真面目にお遍路やって行きましょう!!😊



______________

司馬孚
「貴方が真剣に、兄に付き合えないと思ったら、そうして下さっていいのです。
 兄の怒りや、失望を、決して恐れないで。
 側から離れたいと貴方が本当の心で願われるなら、いつでも私がそれを叶えて差し上げます。
 でも、きっと貴方が心の底から真剣にそう願えば、兄は認めると思います。
 あの人にとって何よりも大切なのは、真剣に相手が自分と相対しているかどうかなのです。
 それが真実の心だと理解出来たら……きっと無理に側に縛り付けたりはしない方です」

___________


陸遜
 彼はそこにいる以上、彼らの為に敵を斬る覚悟があったからだ。
 それを信頼されず、失望して去った。

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陸遜
 だけど多分、それは「強いから」じゃない。
 心が強いからそう出来るのとは違う。
 大切なものがなかった。

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陸遜
 大切なものを失って、
 生を強要されても、
 まだ絶望しきっていない何かがこの体の中にある。
______________________


陸遜
『なぜ、貴方は私が現れて欲しいと思う時に現われてくれるのですか?』

___________


徐庶
「蜀相手に献策出来ないなどと言っている軍師を信頼出来なかったんだろう。
 信頼出来ない軍師ほど、戦場において邪魔な存在はない。
 ……それとも蜀相手に戦は出来ないと俺が言った時点で、
 俺に失望し興味を失い、本当に存在自体を忘れていたのかもね。
 そういう話をした時、彼はそういう表情をしていたから」

____________


陸遜
 無い者のように扱われた。
 ずっと見つめてきた者に。

__________


陸遜
 この世に絶望し、死を望んでいることを察してやれなかった。
 龐統に言えなかったことを、後悔の念に抗えず徐庶に言っているだけだ。

___________


陸遜
 それでも生きている徐庶は、死んでしまった龐統よりも、近い所にいるはずだと。

__________


徐庶
「魏に来てから、色んな人から『劉備殿や蜀のことは忘れろ』と言われた。
 そうしないとここでは生きていけないからって。
 忘れないでいいと言ってくれたのは、君が初めてだ」


________


陸遜
 自分自身の為だけに強くなろうと、自分だけで思っても、
 強くなれない。
 限界を感じる。
 だから多分、

(私達は誰かを求める。
 自分が属し、その中に生きていると思えるもの、
 仕えたり、想う、誰か)

 星の瞬く夜に想う、誰かを。

 自分のために強くなれない時、
 星を見上げてその人のことを想う。
 その人のために強くなり、
 その人のために死んではいけないと。

_____________


陸遜
(私は呉に戻れなくてもいい。
 今まで愛して来た、誰とも二度と会えなくても。
 見たことのない美しい涼州の景色も、
 見ないまま死んだって構わない)

____________

こんなですね。前のエピソードが【闇の道】で非常に人間の暗がりを描いたという意味では、この話は夜空の星を描写する、光を感じさせるエピソードで、対になっています。


暗いエピソードが続くだけじゃ、それもまた退屈ですから。

①はフー君こと司馬孚のセリフ。
私は、これがうちの司馬懿の本質だと思います。弟が言い当てています。
うちの司馬懿は非常に苛烈な魂を持っていて、全てを自分の意のままに動かすことを望みます。このままでは陸遜の自由を奪うだけの存在になりかねませんが、そうではない。
うちの司馬懿は陸遜の才を買っています。
だから手元で育てて自分が使いたいと望んでいますが、陸遜が歯向かったりすることを禁じているわけではないのです。
陸遜が本気で歯向かい、司馬懿の裏を掻いて呉に戻るならばそれもまた面白いと思っている人です。

司馬懿を単なる陸遜の敵としては絶対書きたくないので、これが司馬懿の望みそのものですね。


奇しくも【真剣であること】という言葉に置き換えられてはいますが、このノートの冒頭、私は【真面目が最強だ】という話をしました。別の意図があって書いていた話題なので抜粋してる途中に気づきました。
同じことを言っていますね。司馬懿も真剣であることが最重要なのです。

こういうところ作者の考えがちゃんと反映されている。

自分が真面目じゃない人はこのセリフも恐らく書けないのでは?
自分が真面目でない人は、心のどこかで真面目な人間を馬鹿にしている面があります。だから「真面目であることが最重要」などという言葉を書けない、思いつけない気がしますね。

⑤はピックアップ。

うちの陸遜が徐庶に惹かれた理由を印象的に、でもはっきりと書き表しています。

③とかも結構私は昔から実感が籠っている言葉かな。

命を投げ出すとかを、「強い」とか、あんまり簡単には思わない方です。
大切な人がいない孤独な人や、
大きな絶望を抱えた人は、命を不意に投げ出すこともあるからです。
それは悲しみや寂しさや絶望で投げ出しているのであって、
別に【強さ】ではないと昔から思っていました。

でも、強さで命を投げ出す人もいます。

全ての人がそうじゃない。
むしろ強さや優しさや正義感で命を投げ出す人と、
どうでもいいわと人生自暴自棄になって命を投げ出す人を、

「一緒になんか絶対にしたくない」

という強いこだわりが昔からあった。

なので非常に③も思い入れあるセリフです。

⑨は個人的に一番胸に響くセリフかな。

結局のところ想うのは。
相手が死んでしまったら、もう声を届けることは出来ないと言うことです。
生きている世界で、私も本当に、何故この人には自分の言葉や想いが伝わらないのか、何故聞く耳を持ってくれないのか、絶対に死んでも私の言葉を聞く気はないんだなとものすごく強い絶望を持ったことがあります。

もう、どうせ聞いてもらえないんだから、
何を言っても無駄だと、何も言わなくなったことも。

でもある時に、どんなに分からずや相手でも、とりあえず言葉は届くんだということは強く思うようになりました。

死んだら相手はただ私のことを何にも言わなかったよく分からん奴だと思って忘れて行くだけです。

それを考えたら、相手が生きているだけで、例え聞き入れられなくても、死んでる人よりは近い場所にいるわけです。

死んだ人には何も伝えられない。
でも生きている限りは近いです。声が届く。
だから言葉を伝えることは、無駄じゃないし、可能性はあるとポジティブに思えるようになりました。

それ以来言いたいことは言うようになりました。

どんな考えを持った人間だったかくらいは、この世界に残しておきたい。

だから私は【言葉】をとても大切にするし、
伝えたいものは、真剣に伝える努力をする。

死は究極の遠い場所。

それだけは忘れないようにしようと思っています。


⑩は⑤と対になってるセリフですね。

うちの徐庶が陸遜に一番最初に惹かれた理由かもしんない。

【秘密の皇帝】で、雇い主の楊彪が徐庶さんに「もう剣に頼るのはやめよ」というセリフを言った時に、多分そんなことを言ってくれた人いまだにいなかったんだろうなあ😊という話をしましたね。

徐庶は私がイコライザー時代と呼ぶ、今からは考えられない、全く今と違う生活をしていた過去を持つ人です。

そういうことを批判する人はいても、認めてくれる人や「過去は気にしないよ」と言ってくれる人は少なかったんじゃないかな。

ちなみにうちの徐庶は【水鏡荘】に行った時、「お前の過去なんてどうでもいいよ。友達になろう」と言ってくれる友人たちにいっぱい出会えました。
だからうちの徐庶にとって【水鏡荘】はとてもとても大事な場所なのです。
自分を生まれ変わらせ、人並みの幸せを感じられるようにしてくれた場所です。

⑪はまあ、長いですが。

名セリフ選びなら抜粋しないわけにはいかないセリフかと。

前からちょくちょく言っていますが、
この世には「自分のために無茶苦茶強くなれる人」と「他人のために無茶苦茶強くなれる人」がいるようです。これは単なる性質の違いでどっちが善良とかそういうことではありません。
私は完全に前者です。
というか後者になろうとした時期がありましたが、全く出来ませんでした。自分が苦しむだけでした。自分が幸せじゃないのに、何が他人だ!!!!💢が私の真実でした。

でも、自分が幸せになると、別の角度から苦しんでいる他人は助けてあげたいと思うようになったのです。以前の私は他人からの見返りをどこかで期待していた気がします。それが欲しいから、他人に優しくしていた。それが与えてもらえなかったので、自分が損した、などと思って苦しんでいたのです。

他人から見返りが無いことを自分が損させられたなどと思ってしまうような人間は、基本的に他人助けに向いていません。

でも私は今は自分が幸せなので、真剣に苦しんでいる他人が側にいたらなるべく助けてあげたいと打算なく思うようになりました。その時に見返りが全く無くても、全然平気です。気になりません。それで元気になってくれればなんか私も嬉しいです。

これが適正というものなんだなと実感します。

それで言うと陸遜は完全に後者です。

彼は他人のために、どこまでも自分が強くなれる。打算なき人です。

私は完全なる前者で、到底後者の人間にはなりません。
自分が出来ないことをする人を私は尊敬するので、陸遜の⑪のような描写は非常に心惹かれます。


⑫がその陸遜の本質を言い表した印象的なセリフですね。


お気づきでしょうが、この⑫のセリフを見て、

「陸遜の心に強さが戻ってきている」

ことが分かるようになっています。

誰かを守るために、陸遜は強くなれる人なのです。

彼を私が【生粋の守護者】と呼ぶ所以ですね。

ほんとうに、かっこいい。🥰

ん~~~~~~~~~~悩む!!!!!

このエピソードもいいセリフがいっぱい蔓延しとる!!


①、⑨、⑩、⑪、⑫……このあたりですかね。

話を読んでいない人にも何かが伝わるセリフを選ぶなら後半の四つかな……。
⑨もすごく好きなんですが、若干そのへんのお昼休みを取ってるOLとかには伝わりにくいかも。

⑩は【初めて、他の人とは違うことを言ってもらった嬉しさ】
⑪は【自分以外の人のために強くなれるタイプがいる】
⑫は【気高き自己犠牲精神】

が表現されています。

これはOLにもどこか、理解出来る部分があるのではないかなと思います。

もしかしたらお昼休みに入る前、誰も引き受けたがらない面倒な仕事を、だったら私が引き受けよう! と引き受けたOLさんがいるかもしれません。
そんな人が⑪のセリフを読んだら「分かるわ😭✨」って思ってくれるかもしれないし。

もしかしたら友達から「今日仕事終わりそうにないんだけど、大好きだけど可能性ないって思ってた人から食事に誘ってもらえたの。信じられないほど嬉しくて絶対残業出来ないから助けてほしい……」ってお願いされたら、心では(え~~~~~っ!!!💦 ちょ、ちょっと待って!! 私だって今日家に帰ったらいよいよ開幕した海外サッカーの大好きなクラブの開幕戦をリアルタイムで見るの楽しみにしてたのに~~~!!! 残業だけは困る!!)って思ったけど、友達にとっては大好きな憧れの人と付き合えるか付き合えないかの人生の岐路……! サッカーには見逃し配信もあるじゃないか!✨と気高き自己犠牲精神で「いいよ! 任せて! 行ってらっしゃい!😊💦」って言ってあげて、お昼休みは「残業か~~~~~~~~~」ってため息ついているOLが⑫のセリフを見たら「分かる……!!」ってこれもなってくれるかもしれません。

ん~~~~~~~~~~~~~

こうなるとあとは私の好みだ!

⑩にしとくか!!



誰だって「この人、違うことを言ってくれた」ってのは嬉しいと思うんだ。
中には魂を救われたと思うほどの人もいるかもしれない。
とてもよい言葉だと思うのです。


__________


徐庶
「魏に来てから、色んな人から『劉備殿や蜀のことは忘れろ』と言われた。
 そうしないとここでは生きていけないからって。
 忘れないでいいと言ってくれたのは、君が初めてだ」


________

海外ドラマで作ったらこのシーンもきっと美しい夜空の情景と、美しい音楽で描きたいシーンです✨🌠

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