さて【7】をあれだけ語った後ですので、
さすがにもう今日はサラッと流して終わりにするかと思いましたが……。
先日言っていたとんでもねえ話見つけたぞオイ……!!
って言ってた話がどうしても気になって。
でもなんか集中して読みたかったので、
一旦小一時間仮眠を取りました!
今日という最後の一時間をこれに使おうか!! ともう決めて読みに入りました!
こういうのは私の、プロの作品の読み方です。
気合い入れて集中して読む。
読まなければならない気持ちになる。させてくれる。
そういうのがプロの作品だと私は思っています。
つまり、私の中ではそういう領域にあるのがプロの作品なのです。
商業誌として出ているプロの中にも、こういう気持ちにさせてくれないようなものももちろんあり、私だけの基準で、作品の実力を分類した時に生まれる判断ですね。
この話は1ページ目からそれを感じました。
笑えない、何か。
世の中には頭からっぽにして読める話とか求める人がいるのは分かります。
難しいことを考えたくない。重い話を読みたくない。
いるでしょう。
みんながみんな真面目に小説を読みたいわけじゃない。
分かります。
しかし一つ言っておくと、私は100%いつでも、真剣に小説を読みたいです。暇つぶしなら私は多趣味なので他のことをどれだけでも出来ます。頭空っぽにしてやれる趣味もたくさんあります。小説でそれをやる必要が私にはありません。
私にとって最もストレスなのは、読みたくも無いのに下手や好みじゃない話を読まされることであり、これが一番苦痛です。
だから真剣な話、むしろ大歓迎なのです。
しかしいい話というのは実は体力と集中力が要ります。
無いと見れないのではないのです。
体力と集中力が無いと見れないのは下手な話や全然好みじゃない話。
これを見る時は本当に体力と集中力がいります。
だから落ち込んだ時や元気がない時は、この二つは私は絶対読みませんし、読みたくもありません。
実は上手い話や好みの話は、
体力と集中力はある意味必要ないです。
むしろ、感覚としては「自分の意志とは関係なく、引き出される」ような感じがするのがこのタイプの話。
瞬く間に惹き込まれて、読むのに労はありませんが、
ドッと疲れるのが良作の証。
でも、集中力を引きずり出されますが、本当に読み終わった後、充実感があります。
色んな種類の。
本当に幸せを感じるので、この感じ大好きです。
早く読みたかったので、準備を仮眠で整えて読んで来ました!
私は読むのクソ早いので勿論読めましたよ!
18話まで出ていますが、全部読みました。
読むのクソ早い私でも、一行一行旨味があるので味わいたくてじっくり読んだ感じです。
レビューは後日、じっくりと丁寧に書こうかな……
あまりに素晴らしかったのでそうも思いましたが、
明日にはまた明日の感動があるのが七海ポルカの日常ですので、
本当に素晴らしいものを見たらすぐに口に出せ!!✨が七海流の真髄であります。
レビュー書くぞ!!!!! 今日はもうこれで事切れてもいい!!! とサムライのような覚悟を決めて集中したいい感じのままにレビュー書いてきました!
書いてきましたがさすがにこの後近況ノートで同じ類のことを語る気分にはなりませんので、申し訳ないですがレビューをこちらに載せさせていただきますよ!
ネタバレあり、にチェック入れたものなので、これから見たいからネタバレは見たくないという方は読まないで下さい。
あと、ご本人に限り、ネタバレをこういう場所に書かないでほしいということありましたら、どうぞ遠慮なく仰ってください! それはもうご本人の仰る通りにしますので!
ただ……。
言っていいですかね?
何でこの話がこの評価なの?😇
いや勿論これからたくさん評価がされますよというのなら何にも言いませんよ。
それならいいです。
ただ……なんでこの話がこの評価なの?
あんまりこういうこと言いたくないですけど。
何度も言いますが、私はすごいプレーはスゴイ!!!! 見れて嬉しい!!!🥰
とはしゃぐ界隈でおなじみ、スポーツ界出身の作家です。
いいものを良いって言えない人も、世界も、ほんと大嫌いなんですよ!!
分かりますよ。
人の目に触れるにも運とかがある。
まあそれもあります。
でも私は信じているのです。
才あるものは、
本当に素晴らしいものは、
必ず誰かの目に留まって正当な評価を受ける!! って。
そういう世界が私は好きだし、
そういう世界であって欲しいんです。
私には分からないのです。
私はいいものはいい!! って口に出す。口に出したいし。
この前話した苛めと出る杭の話でも偶然書きましたが。
一番タチ悪いのって苛めた本人や出る杭を打った本人ではなく、周囲で苛めを見てみぬふりしてる人間や、出る杭は打たれるからねえ……などとなにお前しょうがないみたいな口ぶりで茶を飲んでおる?😇みたいな人たちだと思うのです。
悪人はやってる本人ですが、世界を腐らせてるのはむしろこっちの人たちなんですよね。
この人達がこういうことをしないだけで、苛めてる人間や杭を打つ人間の方が異端で、間違いで、認めるべきでない存在に出来ますよね。相手をしないことでそっちを孤立させられる。
私はこういう話を評価しない人とか世界、どうも陰湿で好きになれません。
逆にどのくらいの人がこんな話を書けるんだ?
私は自分が出来ないことを出来る人に対しては敬意を抱きます。
自分には出来ないことをする。作れないものを作るひと。
本当に素晴らしい才能の持ち主だと思う。
まあいいです。
こういう話に出会えた人間の中には、本当に素晴らしい価値観や、思い出や、ポジティブな強さが糧となります。
それはとても幸せなことで、人生の得になります。
多くの人がそういうものに出会えない、もしくは出会わないことを選ぶなら、
私は選んで、
ものすごくいっぱい得をさせていただきましょう!✨
ちょっと凄いですよ。
書かれてる内容が異質です。
でも読んだ時、私はこういうのが読みたかったんだ!! と意外には思いませんでした。
待ってましたという感じでしょうか。
プロの世界ではよくある感覚なのです。
今回は大まかな総まとめしか載せられませんが、
後日もっと話せたらいいですね。
こういうとこで話題にされるのお嫌じゃないといいな
でもそうであっても全然そういうのは変じゃないのでね!
私はすぐいいの見つけたらここで話しちゃいますが、中には目の届かない所で感想書かれるのは不安……って思われる人とかもいると思います。
ご本人に限ってそういうことは本当に伝えてください。
すぐそうしますし!✨大丈夫極めてあいまいにしながらいい部分を語るとかも全然私出来ますのでね!
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1ページ目を読んだだけで、異質な話だと直感しました。
言葉遣い、風景表現、心理描写。
私は馬が好きです。
私がこの話を読んでみようと選んだ理由はたった一つ。
モンゴルの話だとタグで分かったので、
馬好き心が疼いたのです。
一番最初にどこを見てやろうかともう決めていました。
馬の描き方です。
馬の描き方がいい加減だったらすぐに読むの止めようと最初から決めていました。
そうして読み始めたらどうでしょうか、予想通り!
馬の描き方が非常に重厚感があるのが、とても気に入りました。
草原に生きる者たちにとって馬は、命を保つため、運ぶために不可欠なもの。
人間がそこに生きるために必要ですから、
モンゴルの、しかも現代ではなく過去の話を書いておきながら馬の描き方がいい加減だなんて絶対にあり得ません。
一番最初にこちらの話で気に入ったのは【馬の書き方】でした。
次に好きだと思ったのが【生きる知恵】のようなものが書かれていること。
遊牧民の話を書くのに生きる知恵は不可欠です。
自給自足といえば都合が良すぎて、
遊牧の民は土地自体に定着しません。
つまりそこの大地を自分たちのものにし、耕し、自分達の家にして、村にして街にして国にすることを考えない人たちなのです。
ではそういう人たちにとって、何が家を指すのか?
【火】があること。
広い草原に火があると、そこに人がいる。
人が暮らしている。生きている。
火があるだけではなく、草原に焚かれた火は強くなければいけない。
火が強くあれば、
それを守る人がいて、暮らしが強く存在し、
生きる力も強いことが分かる。
生きる知恵と聞くと、
「上手く生きるためのコツ」とか
「サバイバル能力」だとかを普通思い浮かべますが、
こちらで描かれているのは
人間が、他者に立派にそこで生きていると思われるために、
何をすべきか。
そういう、自分の存在の他者に認識させるためにどうするのかということが描かれている気がします。
火の大切さ、
火がある意味。
異世界を描く作品などは山ほどありますし、
電気がない時代を描くものも普通にあります。
そういう時代では、当然人々は火を使ってますが、もっと自然に当然のように使っており、そういう風に描きます。
私は今訳あって、個人的に作者の【実感】や【魂】が籠った作品を探して、界隈を徘徊していました。
そんな私にとってこの話は【実感】や【魂】を突き詰めて突き詰めて書いている所がとても気に入りました。
こんな話が読みたかったんだ! と数ページのうちに思って、
一気に十八話まで読み進めました。
最初は馬の描き方が大切に書かれていたらいいやくらいに思って手に取った話ですけれど、18話読む間に期待したものより遥かに多くの【実感】や【魂】が感じられたことに感動しました。
【家族】の描き方もとても好きです。
家族の描き方。
これも、何かが他と違う。
でも私がすごく読みたかった描き方です。
一番最初にこの話の家族の書き方で強く思ったのが……。
率直に言うと「家族って煩わしいな」ということなのです。
家族の繋がりを書くというと、家族団欒や家族の温かさ、
逆に家庭崩壊した家族関係の貧弱さ、残酷さ、
大概この両極の話が多いです。
いいか悪いか。
この話は家族の強力な繋がりを描いていますが「絆」という言葉を安易に使いたくなくなるのがいい。
私は家族というものは実は嫌いで、
最も嫌いなのが「家族なら当然絆があるだろう」と無条件に何の根拠もなく思われたりすることがすごくイヤなのです。
そんなことはなくて、家族であってもお互いに尊敬の念や敬い、労う心が無いようでは「絆」は決して生まれません。
単なる、血の繋がった、集団でしかないと私は思っています。
この話は家族がお互いをジッと他人のように観察したり、
兄は弟を守ってやって当然だとかいう理を「面倒臭い」と感じてしまうことを否定していません。
そして自分より幼い弟の不満や訴えを、煩わしく思った自分への罪悪感とか、まるで罪を犯したような気持ちになる兄貴の心境すらこの話はきちんと描いていて、
私は他人の話を読むと、大概「何故ここを書いてくれないのか」とか「もっと書いてほしいのに」とか物足りさを感じることが多いのですが、この話には一切そういう物足りなさを感じませんでした。
優先順位をつけて、
物事を見るとか。
私は単に血が繋がっているから仲良くしたり和気藹々とする家族を見ると、いつも白々しいものを見せられているような気持ちになって来ました。
この話は家族や一族であっても、人間はきちんと己を示し、心や力を示し、誰が相手であっても、例え家族であっても【人間は信頼を勝ち取らなければならない。最初から信頼を与えられることなどありえない】という厳しさが描かれています。
その厳しさが、非常に胸に来ました。
厳しさが描かれている話はとても稀なのです。
過酷な運命、
色んな悲劇。
そんなものを描いている話はたくさんある。
でも、全部都合よく救われている気がします。
無敵の力。
優れた才能。
最初から与えられたものがある。
テムジンにはある意味で、最初は何もありません。
力ある父親の息子であり、
その父親が死んで無くなると、瞬く間に自分の持ち物ではなかったもので世界が満ちます。
確かに家族は残りましたが、
「俺には家族がいてくれる」
そんな方向に話が行ってないのが、実は一番気に入った部分です。
厳しさがいい。
【人々の出会い】の描き方がいい。
私は人間同士が強く結ばれて行くのには、時間が掛かると思っています。
しかし、この話ではある意味一瞬で結ばれたり、自分の知らない所で人間が結び付けられるようなことも描かれます。
テムジンの許嫁、ボルテが出て来ます。
ほぼ知らない女性です。
でも父親同士の話で許嫁となっていますが、
私は基本的には人間同士が結びつくことにきちんとページを割いて丁寧に書かない書き方は嫌いなのですが、こちらの話はそういうのも、全く気になりませんでした。
普通の話なら「なんでそんなこの前会ったような女を助けに行かなきゃなんないんだ」とでも思ったのでしょうが、こちらの話は一番最初から物事の道義とか、順位とか、この世界の人たちが、他人の何を見て価値を見い出すか、価値を下げて見られた人間は、侮られるだけではなく奪われる者にすらなってしまう、そういうことも描いているので、ある意味心構えが読み手にも出来ます。
自分に名を与えた父が、お前の未来の妻だと決めたのなら、今日会った女性だろうが妻なのです。最初に与えられた関係性があり、それを守れるかどうかは自分次第。守るかどうかも自分次第。
派手な設定を張り付けられたキャラを推奨するような、キャラクター小説というものに昨今辟易していた私にとって「与えられたものはただ与えられただけ。何もしなければ失ったり奪われたりする。与えられたものは自分で守って初めて自分のものになる」というこの世界で描かれた真理、世界観というものは本当に待ち望んだものに出会えたという気持ちになりました。
ただそこで立っていても、
人間は立派なものにも、見事なものにもなれない。
例え父親が偉大であっても、努力しなければ、
その偉大は自分の元から去って行きます。
父親の持ち物は完全なる自分のものではない。
遊牧民の厳しい世界観が、鮮烈に描かれていてとても惹かれます。
とにかく今読みたいと探していた作品に出会えて非常に嬉しいです。
テムジンも存在感ある少年ですが、
決して彼を中心に世界が快く回ってくれていないところもとてもいい。
出て来る同年の若者たちの中にも、ちゃんと光り輝く星があり、
本当にそれぞれが闇に包まれた草原の中に灯る火のように、
人間が強く、輝くように描かれています。
描き方が素晴らしいので、個人的に一番最初どこで自分が泣くのかなというのも興味があったんですが、私が一番最初にこの話で泣いたのはボルテを助けるために援助を求めに行ったトオリルが、「助けよう」
と決めるところでした。
父の名がまだ生きているとテムジンが実感して「嬉しかった」と感じた所が良かったんですが、でもこの「助けよう」も純粋にトオリルの、テムジンの父親に対する恩義や友情だけで決まってない、そういう所も書かれているのが奥が深いですね。
結局恩義や友情は一つの行動の「きっかけ」や「欠片」に過ぎません。
この世界の人たちが動くには、複数の理由や要因が重なる必要があるようです。
だからある意味、トオリルが「助ける」と決めたことも、そうなるべき幸運じゃないですが、この時に助ける方が理があると判断される要因が重なったことで起きたことなのですね。
その幸運が、多分私はこの現実を厳しく突き詰めて描く世界観の中では、余計嬉しかったのだと思います。
普通都合のいい幸運というのは、そんな訪れないものだから。
語り尽くせませんが、これからの話も楽しみに待ちたいと思います。
とても気に入りました!
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有限文字数心配ですが、
鯖野 智子さんの
【テムジン~復讐の草原統一記~】
お前何きっかけでこんな良作発掘して来たんだと思われるでしょうが……
馬きっかけに決まってんだろ!!!
モンゴルの話だー
じゃあ馬いっぱい出て来るかなー🥰
だけだ!!!
だから色んなものを好きになって興味のアンテナを張っておくのは大事だと言っておるんだ!!
馬を見ようと思ったら良作見つけたんだ!
つまり馬のおかげだ!!
私を讃えんでいいぞ! 馬を讃えろ!!! 🐎🐎🐎