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コンポタを思い出す

確かに受験期にいっぱい飲んでた飲み物ってある気がする

私が大学受験の時本当に嫌だったというのは前にも話したことありますが、
受験勉強するじゃないですか。たまには友達と集まって。
結局友達と集まると勉強、しないんだけども😇

でも勉強名目でカフェとかお店に集まるとさすがに迷惑なので、「何か頼もうか」という話にはなる。

「ドリンクだけ頼もう」

ということになり、頼むんですが、
私が遅くまで残って勉強してると、よく一緒に残る子がいたんですけど、
私は「コーヒー」の香りが凄く好きなんですが、体質が合わなくて飲めないのです。でも香りは凄く好きなので、相手が飲んでくれると嬉しいんですよね😊

私もコーヒーの香り好きだけど飲めないんだーってその子も同じだったらしく、
コーヒー出してくれるお店に入るんだけど、二人とも飲めないので違うものを頼む。

その子はココアで、私は実はコーンポタージュが大好きなので、いつもそれを頼みながら一日の勉強終わった後に小一時間話す、みたいな習慣にその子と会うと、なってたのです。

勉強以外のことを。

ある時その子が「私も今日コーンポタージュ頼む」って言ったんですよ。
今まであんま飲んだことなかったけど、美味しそうなんだもんって私を見て思ったらしいのです。
飲んでみて、気に入ったらしく、それ以来その子もコンポタ率が高くなった。
私もコンポタ大好きですが、ココアも好きなので、今日は私がココア君がコンポタの係だ😊と反対になることもあったりして。

勿論「コンポタ二つ!」って一致することもあったりして。

本当にまあそれだけの話なんだけど、



私は受験勉強がクソ嫌いだったからなあ。(勉強は好き。でも受験のために勉強をするのがすごく嫌だった)

その子と話して、夜遅くまでコンポタを飲みながら勉強以外の話して、帰る。
その子と家は別方向だったので、駅で反対側のホームだったんですよ。

「またねー」

つって改札を通って、別々のホームに向かって登っていく。

でもホームに上がるとまた向かい合って再会するでしょ。
なんか笑っちゃって、ニコニコ手を振って身振り手振りでなんか話してるうちに電車が来て、その子が先のことが多かったので、その子が電車乗るまで手を振って、その子もそのやりとりが面白いんかこっち側の窓の見えるとこまで来て最後の最後までニコニコ笑いながら手を振るんですよ。




受験期、


本当に大嫌いでしたね。


成績はどうの、
将来のことはどう考えてるのかどうの。
遅くなると遊んでるんじゃねえかって疑われるしな。
どう考えても私はフラフラ遊び歩く娘じゃねえって分かんだろ。
分からんのか ずっと一つ屋根の下に暮らして来たくせに。
いつも質問攻めにされて、なんかもう悪いことした犯人の気分だったわあの時期。


受験期大嫌いですけど、

好きなものもあった。

受験勉強を口実に、ギリギリまで外にいた。
ある時「この子いつも遅くまでいるなー」という子がいて、最初は同じクラスとして「おつかれさま」って言うだけだったけど少しずつ勉強の分からん話とか残ってしてるうちに「ちょっと何か飲んで行かない?」ってある時私が言って、なかなか遅い時間だったけど「いいよー😊」ってものすご快く返事してくれて、

勉強が終わった夜、小一時間話すようになった。

うちは遅くに帰ると文句をゴチャゴチャ言われていたけど、
そもそも帰りたくなかったので受験勉強を口実に出来たんですよね。

あの子は私に付き合って帰りものすご遅くなっていたけど、
「遅くなるけど平気?」って一応時々聞いてたが、
「平気だよ」といつも明るく返事していました。

なんとなく、それ以上のことを聞いたことは無くて、
ほら他人に貴方の家遅くなると親心配しない? とか聞くと「七海ちゃん家は?」とか自然の流れでこっちのことも喋らなくちゃならなくなるじゃないですか。

話したくもなかったんで、だから何となく他人にも聞けなかったんですよ。

でも、すっごいイヤな受験期に、あの子と一週間に二度くらい、遅くまで残って話して、あの子が電車に乗るとこまで見送ってあげて、ニコニコ笑ってる顔が電車と一緒に去っていくまで、私も笑って手を振ってあげて、

そのあと来た電車の、なるべく人と離れた場所に座って、

夜景が綺麗な街並みをなんとなくぼーーーーーーーーーっと見つめていて、その間に創作のことを頭で考えて、夜景を見ながらキャラのシーンとかセリフを考えているあの電車が自分の降りる駅に着くまでのニ十分くらいの夜の時間。



あれはとても好きだった。



あの時期、数少ない幸せだなーと思う時間だったんだよね

大学は私にとって大きな転機になって、そもそも大きな転機にしようとして、それまでの過去の人たちすべてと縁を切れるような遠い場所を敢えて選んだ。

それまで過ごした場所が大嫌いだったから。

それは叶って、
大学に行ってどれだけ私の心が安心し、開放されて、自分自身が理解出来るようになり、自分自身を大切に想えるようになったというのは話して来たことがありますが。


その時切り捨てたほとんどの人間どうでもいいんですけど、


大嫌いな受験勉強しながら飲んでたコンポタと、
一緒に飲んで笑ってたあの子だけはたまに思い出しますね。


当然その子とも受験が終わってから全く会わなくなった。
実はお互い、どこの大学を目指していたかも話さなかったのですよ。
あの子はどこへあの後行ったんだろうとふと考えることがあります。
勉強責めに遭いながらも笑顔と優しさを失わない、大変いい子だったから、きっとどこかで幸せになってるんだろうとは思うのですけれど。


あの子はあんなに遅くまで残っていて、家に帰ったらどんな家族が迎える子だったんでしょうか。

そういうことも、私はあんまり自分が話したくなかったから聞かなかったんですが、
ふと考えるとあの子もそういうこと敢えて聞いて来なかったんですよね。


私はあの時間、数少ない幸せな時間だなーと思っていたのですがどうなんですかね、あの子も少しは私と週二くらい遅くまで話して帰る時間、楽しかったんだろうか。

そうならいいね🌠








というような話を受験期に飲むホットイチゴミルクラテの話で思い出しました

こういう「思い出させる系」のインパクトで読者の心を共感させるのも一つの技術だと思いますよ。

こういうのも作者が何か日常のことに目を向けて大切に思ってないと気づけないものだからね。

一種の「実感」なのです。これも。

作者は色んな実感を持っていた方が武器になるよ✨

8件のコメント

  • コンポタのところから一気に情景が浮かんで、読んでるうちに没入しちゃいました。

    今もこんなにも温かく残ってる関係の記憶のがすごく好きです。

    「楽しかったのかな」

    七海さまの言葉が、ずっと余韻に残っています。

    1週間のスタートに、このノートに出会えて幸せです。
  • なんかすっごい良い話!✨

    エモいです! 素敵な話ありがとうございましたー!
    私も時々こういうなんてことない記憶の断片を思い出したりするんですが、相手も思い出してたらいいなとか考えてたりします笑

    きっとその子も楽しいと思って思い出してくれているような……気がします!
  • 近況ノートなのに、小説を読んでいるような気分になりました。
    いいですね。大嫌いな時期の中の温かな一時。

    私も勉強は好きなんですが、学校の勉強は嫌でしたねえ。強制されるとどうも…(⁠ ̄⁠ヘ⁠ ̄⁠;⁠)
  • ↑橋本さん~コメントありがとうございます!
    この子はね……付き合い自体はすごく短かったんです。
    高3の受験期、半分くらい過ぎてから仲良くなったので。
    私は人の名前とか顔も覚えるの得意なのですが、自分の中で「この人とはもう関わりないな」と思うと本当にデータを消すように途端に名前と顔忘れられるのですが、この子は実は「忘れていい時期」と自分が思っている時期に属しているのに、その中で特別忘れてない分類に入っている、少し特別な子なんです。

    何となく時折思い出すんですよね~~~😊✨
  • ↑むーん🌙さん! コメントありがとうございます!
    受験期にホットイチゴミルクラテを飲む、っていう話を見かけて、自分の記憶が不意に蘇ったのです😊

    創作って情景描写とか心理描写によって、読み手の記憶もこうやって蘇らせる時があるんですよね。とても面白いです✨
  • ↑本尾さん 分かります✨ 私も勉強好きなんですが、学校の勉強とか受験勉強とか強制的にしなければならん勉強大嫌いでした🤗

    何もかもが嫌で嫌でしょうがなかった高3。
    大学はものっすご遠くに行ったのですが、実は「遠くに行く為には勉強するしか無いんだ!」と思ってそれがたった一つの勉強する支えになっていました。
    だから高3とか非常に私自身心が陰に籠っていて、今まで仲良かった友達とかとも何となく疎遠になって「勉強だから~」つって、その頃から少しずつ関りを断っていた部分があったのです。

    その子は「受験期だけの付き合い」になることが分かってたから。

    だからある意味心を開けたのかもしれません。
    私がもっと心が大らかな人間だったら、今ももしかしたらあの子とはやり取りがあったのかもなぁと思うことがあります。

    でも後悔とかじゃないかな。

    自分が選んだ道に全く後悔はなく、今こうして子供の頃から大嫌いだった自分を大好き!✨になれたのは大学行ったからなので。

    多分二度と会うことはないけど、
    でもとても朗らかないい子でした。この世界のどこかであの子も幸せになってたらいいな🥰
  • 七海ポルカお嬢様

    私は受験勉強が好きでしたね
    なぜなら、私は受験勉強によって「勉強とは何か?」「勉強をする方法」を身に着けたからです
    (とはいえ、その時代に戻りたくはありませんが…)

    勉強をする意味がよくわからなかったのですが、毎回ミッション的に「今日はここまでやる」「今週中にここまで覚えたい」「今月中にこの単元をマスターするぞ!」などとやればいいことに気づき、そこからは楽しくなっていきました
    実は、私はかなりの落ちこぼれだったのです

    私の場合にも似たような出来事があります。
    お嬢様のエピソードの「コンポタ」を、「ミスドのアップルパイ」に変えると完成です
    ポルカお嬢様との違いは、私はその子と今も友人な点ですね
  • ↑あらまきさん 勉強する方法が学生時代に分かっていたのはいいですね~

    私は正直子供の頃から「創作を仕事にしたい」と思っていて、しかもそれを非常に嫌がられていました。一番したいことが出来ないのに勉強をする意味を分かってやる義理はねえとそういう気持ちもありました。

    確かにある意味で受験勉強は勉強形態としてはシンプルです。

    「あんなもんテキスト内容覚えればいいんだから楽じゃない」と思う人がいるのも私は理解出来ていて、この話であらまきさんと私の考え方の好みの違いがはっきりと分かった気がするのですが、あらまきさんは勉強などもミッションのように捉えて段階的にクリアしていくのがモチベーションになるため、確かにこの方受験勉強得意なタイプだろうなって言うの分かりますね。

    「今日はここまで」「今週中にここまで」「今月中にこの参考書は全部仕上げて次に取り掛かる」確かに得意そうです。

    私は逆に、果ての無い研究が好きです。スポーツや創作や海外ドラマもそうで、【ここまで分かればいい】みたいなのを作りません。ずっと研究を続けていたい研究者気質なのです。本当に好きな勉強対象に対して飽きは来ない。

    しかしながら、創作を書くことに関しては「今日は必ず【花天月地】を一作仕上げる」「今週中に今のエピソードのターンは仕上げる」「今月中に涼州編は終わらせるぞ」などかなり計画的に実行していく書き方をしています。
    だからこれだけの規模の話を実際に複数書き上げられるのです。
    とりとめもなく書いてる人は段々飽きたり目的地を見失って長編書けなくなったりすること多いでしょうし

    なので受験勉強の形態を【創作を書く】に応用すれば、確かに「全然受験勉強って面白いよ」というあらまきさんの気持ち分かりますね。

    あれも段階的に書くことを捉えて行けば、ある意味書くことは簡単ですよ。
    しかしそう頭で理屈で分かっていても、色んな事に気を取られ、色んなやりたいことに気を取られるのが人間です。

    勉強も創作も、要するに必要なのは集中すること。

    集中出来る人間は受験勉強も長編小説も恐れる必要はないのです✨

    そうですね~やはり誰しも受験勉強期に気に入っていた食べ物や飲み物はあるのかもしれません。

    ちなみに私は高校卒業後誰とも知り合いでいたくない! 誰も知らない場所へ絶対行こう!! 過去とは全員決別するぞ!!✨😊 とそれがむしろ受験勉強するモチベーションだったので、確かに印象深い子ではありますが、友達になりたかったという気持ちとはまた全然違いますね。

    どっちかというとこの子のことは「してよかった初恋」みたいな印象です。真面目に付き合いたかったとか恋人になりたかったかというと、全然そういう感じじゃない。

    ただものすごい特別な時間を過ごした相手だなというのは感じるのです。

    こういうのも作者には作品に応用出来る実感になりますから、まあいいんじゃないですかね。この子との出来事のおかげで、私は書ける感性がまた一つ増えたと思うので😊

    確かに素晴らしい時間は過ごしたが、
    あそこで別れたからこそこの子は永遠に私の中で大切な記憶として大事にされてるのだと思いますね
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