神宅真言（カミヤ マコト）

永遠の命を持つ吸血鬼たち。しかし、彼らには避けられない宿命があった。 全ての吸血鬼は互いに殺し合い、最後の一人となった者だけが「勝利者」となり、唯一の望みを叶える権利を得る――た…

【カクヨムコン10短編参加中】応援お願いします！！ 心霊現象に悩む灯籠ぼたんが訪れた心霊相談所。 そこにいたのは霊を『食べる』という奇抜な除霊方法を持つ男、仏原芳一。 太った…

「CA（セルオートマトン）技術――。 それは、適合石という未知の力を生み出し、第三次世界大戦を引き起こした。 同じ技術によって戦争は終結したが、その影には今なお混沌が潜んでいた。…

　目が覚めたら、世界が『薔薇色』になっていた。 　これは間違いなく、盛られてしまったに違いない。『惚れ薬』という奴を。 　紅子、白乃、黄美。どの子もとっても魅力的だ。まさにエン…

どんな願い事でも三つまで叶えてくれる「龍の手」。ただし、運命を捻じ曲げようとすると予期せぬ災いに見舞われるらしい。あなたなら、どんな願い事をしますか。 「猿の手」の作者：Wil…

《カクヨムコン9エンタメ総合部門特別賞》 《第五回みんなのつぶやき文学賞国内篇第2位》 《第一回ずんだ文芸部大賞》 一九九二年八月、九歳の少年トビーはフロリダでハリケーンに遭い…

　小学４年生の夏、宗教民俗学者の兄、真尋に伴われ、雛姫が訪れたのは瀬戸内に浮かぶ小さな離島だった。 　早くに両親を亡くし、兄とふたり、慎ましくも平穏な日々を送っていた雛姫だったが…

年末年始の休日出勤で、後輩から聞いた蛇の話です。

とある男の奇怪な独白 ※この物語はフィクションです。

ある築50年の分譲団地には住民たちの自治による自治会がある。団地住民の生活ルールや環境を守るために発足したはずのそれは、住民の高齢化が進むにつれて閉塞的に、やがて個人の生活に干渉…

近況ノートを乱発したくない、でも何か日記書きたい。だがものぐさなので絶対途中でエタる。 気が向いた時に更新します。

※ノベルアップ+のコンテストにエントリーしたものです。

娼館で暮らすニアナ。 貧乏子爵家の令嬢だった彼女は、幼いころに母と共に父から捨てられた。 困窮する母子の命を救ったのは、下町の娼館の女たち。 彼女たちはニアナにとって実の親以上の…

その理由を知れば、きっと、涙する。 ※他サイトでも公開しています

愛するお姉様の婚約者はとっても無礼な人。優しいお姉様の代わりに私が懲らしめて謝罪させます！

　しがない独身生活を送る『俺』に、生まれて初めて彼女ができた。 　彼女は、とある栄養ドリンクの訪問販売員だ。 　そして、雨の日は足跡がバラ色になる。

誰も逃げることは出来ません。家族から、過去から、生きることそのものからは。 人生は続いていくし、新しい命も産声を上げます。 取り憑かれているのは家でしょうか。 家が、あなたに取り…

僕、飯田太朗は〆切が迫った作品を一気に仕上げるためにKADOKAWA本社にて缶詰を敢行する。担当編集者の与謝野くんに頼んで会議室Aを押さえてもらい、そこで日がな一日作業をする予定…

「ネットで巣をはり、罪のないひとを食い物にしようとする。ひとではないもの、ひとではないものが起こすことが、【イガキ】だ」 葛城（かつらぎ）ひなた（20）は、ネット配信でのトラブ…

俺は福瀬（ふくせ）付太（つけた）。小説家をめざしてWeb小説サイト「カケヨメ」に投稿を始めて数年たつが、ほぼ芽の出ない書き手だ。 そんな俺が自信作を書くたびに、どういうわけか俺の…

老人ホームに勤務する美晴は、一人のお婆ちゃんの事が気に掛かる。 それは少し他とは違うだけの、何処にでもいるお婆ちゃんだ。 忙し過ぎて怪奇現象なんか構ってる暇は無い。 それでも少…

二十世紀初頭、東京。 『魔能』と呼ばれる異能力を持つ怪盗たちが跋扈する世界。 荒廃した二十二世紀末から、魔能を消し去るべく時空転移した遠藤透也は、「怪人ジューク」と名乗り賞金稼ぎ…

今は亡き師から“盗み”の技術を受け継ぎ、素性を隠しながらも“義賊”として活動する青年・リオンは、ある日、盗みに入った大富豪の邸宅にて、館の主が何者かに惨殺されている場面を発見する…

これは僕、飯田太朗が大学生の頃の話。 犯罪心理学の講義で少年院の監察に同行した僕は、そこで「笑顔を作る」虐待をした少年と出会う。 僕は「笑顔」にまつわる猟奇事件と対峙することと…

　私は貧乏神だ。お気に入りの『アスミ』の家へ向け、現在は帰宅途中。 　小銭をドブに落とさせたり、家電を故障させたり、そうやって家計を圧迫させていくのが私の持つ力。アスミのお小遣い…

生まれ育ちが東京の私は、結婚のために岡山県に引っ越して七年目。ちょっとした言葉の違いを楽しんだり、たまに生まれ故郷の蕎麦が恋しくなったり。 だけど東京も岡山も、私の愛する居場所で…

神喰いの花嫁――。それは神に嫁ぎ、神の肉を食べて死ぬ少女の呼び名である。 大正時代風の世界を舞台に、花嫁に食べられて死ぬことを望みながらも死と再生を繰り返す神と、その花嫁に選ばれ…

リアルな「言霊」を描きます。 こちらは『心霊カンパニア』⇩ https://kakuyomu.jp/works/16818093073381669406 という長編小説の外伝と…

「カクヨム」に潜む、「衝撃の天才作家達」とは？ 果たして、一体、誰なのか？本当に、存在するのか？ ともかく、良く、このエッセイを、読んで見て下さい。

地方病院で階段からの転落事故が多発した。 警察の調査で怪異の関与が疑われ、怪異の専門家『怪異払い』に刑事からの依頼が舞い込む。 怪異に対するプロフェッショナルの『怪異払い』と怪…

様々な怪異に襲われる短編集です。 救いはありません。 人の抵抗など怪異の前では無力なのです。 それぞれが独立したお話で、繋がりはありません。 アルファポリスにも投稿しています…

　「お題で執筆！！短編創作フェス」、再び参加させていただこうかと……お題は「帰る」です。 　お楽しみいただければ、幸いです。

白羽一平(しろはねいっぺい)は、一見ただの学生である。 普通に学校に通い、楽しそうにクラスメイトと話す姿は、正しく学生そのものだった。 しかし、そんな彼には裏…

冴えないエンジニアとして日々を過ごしていた倉橋優人は、恋人・篠崎真名と共にあてもないドライブを楽しむのが日課となっていた。 地図を持たず、好奇心の輝きのみを指針に進み続ける二人は…

可愛い息子と遊ぼうともせずに、パパ活をやっている夫が許せない——。 ユリコは、同僚の諒子から教えてもらった、嫌いな人と縁を切ることができるという、呪物のサイトを開く。 ——でも、…

　路地裏に佇む寂れた質屋『獄楽堂』。 　そこには今日も、奇妙な経緯を持つ質草を預けに、客がやって来る。 　謎めいた店主・賽憂亭獄楽《さいゆうていごらく》は、奇妙な話に値段を付け…

主人公の礼奈は幼馴染みの雄一が好き。しかし自分に自信がなく告白できない。 修学旅行で訪れた神社で恋愛成就の「闇祈願」を実行する。決してオカルト的なものではなかったはず。 雄一も礼…

往曲戸木覆道の女とセックスするなという短編。

とある夜。 〇〇大学近辺の居酒屋「阿陀茂栖亭」に集ったリケジョの猛者たちは、各々が体験した不思議な物語を語ることになった。 果たしてどんな物語が飛び出すことやら。

俺の友だちのマンションに幽霊が出るらしい。でも、それが、足しか見えないんだってさ。 たぶんちっちゃい女の子で、棚の向こうで一生懸命つま先立ちして、こっちを覗いてるんだって。 多…

僕、小説家飯田太朗の元に今をときめく売れっ子女優、橘田朱音が依頼に来る。何でも彼女の祖母が降ヶ丘団地という団地に住んでいるらしく、老人ホームに移したいのだが祖母が頑なに団地を出た…

プレイ人口最多のカードゲーム、カード・オブ・カオスのナンバーワンプレイヤー、エンペラーの称号を与えられた俺は命がけのカードゲームに挑むことになったが、記憶喪失のためかカードのルー…

読書やアニメやレトロゲーム、昭和～平成の思い出まで、筆の進むまま何でも語ります。 第130回以前はこちら↓からどうぞ。 ◆にわかオタ今昔～好きなことだけ語りたい！ by 真野…

馴染みの古本屋で、奇妙な手記を見つけた。不可解な出来事が数多く書かれている。ホラー短編集のようだが、都市伝説の備忘録のようにも思える。フィクションなのだろうが、妙なリアリティをも…

世界各地で紅色の霧が現れ、その中から現れた金属の亡霊「メタルレイス」とともに人々が消えていく。混乱の中、ラナティスの街は襲撃を受け、四ツ目の百の部隊によって陥落。ルキアの父・マグ…

帰省中なので、帰省に関する話を書きたいなと思って書きました。

福岡県山奥にある＜みまた村＞。 かつては樟脳と呼ぶ天然の芳香・防虫剤で富を築いていた。 町までの鉄道が引かれ、遠方からの客人をもてなす洋館が建てられるほど。 だが、時代の流れによ…