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『乗客を守るため、私は強盗になった』

六十一歳のタクシー運転手・中田健司は、銀座で一人の女性を乗せる。
ところが、乗客の美子はナイフを持った男に脅されていた。
男の名は海老原夏樹。妹を人質に取られ、犯罪組織から宝石店強盗を命じられていた。
美子を殺させないため、中田はハンマーを握り、宝石店のショーウインドウを破壊する。
長年、真面目に生きてきた中田は、その瞬間、自ら犯罪者になる。
逃走の途中、銀座で撮影された写真から、宝石強盗の裏に薬物取引と犯罪組織が関係していることが判明する。
三人は小糸ふ頭へ向かうが、そこには海老原の妹・幸子を人質にした組織の人間が待ち受けていた。

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