作品テーマ
あらすじ
ホテルで発見された大量の血痕——だが遺体はない。
捜査を進める刑事・青木美子は、同じ部屋で時間差に起きた二つの事件に気づく。
拉致、違法賭博、現金輸送車襲撃。
すべてが繋がったとき、浮かび上がる組織犯罪の影。
そして現場に残されていたのは、恐怖ではなく——
「誰かを守ろうとした意志」だった。
現実と霊的現象が交錯する、サスペンス。
テーマ
『血痕の部屋』のテーマは、“人を守ろうとする意志は、死をも超えて現実に干渉する”という霊的かつ人間的な力の存在です。
長谷川幸子の守りたいという祈りのような感情が、生霊となって明美を守ります。
刑事である美子は、説明できない現象と向き合い葛藤し、最終的に“見えないもの=非合理”ではなく、“誰かの意志”として受け入れる という成長を遂げてゆきます。
霊能者・法眼は「絶望、怒り、そして——想い」「その三つが重なったとき、人は境界を越えることがある」ことを明示します。
この“境界”とは、生と死、現実と霊、理性と感情、加害と被害
など、複数の意味を持っています。
こ野物語は捜査一課青木美子刑事と霊霊能者・法眼の事件簿のシリーズです。