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【魔導士物語】第三十四話「追撃戦」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/2912051607965822885
そんなわけで、第三十四話「追撃戦」です。

自分はかなり年季の入った重度オタクなので、アニメやマンガだけでなく、当然のように特撮・怪獣をこよなく愛しております。
それなりに自分の知識には自信を持っていたのですが、今回の話を執筆するに当たって、それを揺るがすような衝撃的な体験がありました。

本文中で、大量の精気を消費して火球攻撃を敢行したカー君を、シルヴィアがちっとも労わってくれないので、彼が拗ねてしまう場面があります。
そこで幻獣界の超大型鳥類、リトラの話が出てくるのですが、これは『ウルトラQ』の記念すべき第一話(「ゴメスを倒せ!)に登場した怪獣の丸パクリです。
リトラは学名をリトラリアという、鳥類と爬虫類の中間生物であり、強力な酸を吐いて敵を攻撃しますが、それと引き換えに命を落とすという設定がなされています。

そこまではよいのですが(いや、パクリは駄目だろうw)、リトラが死んでしまう理由は、酸が強すぎて自らの気管を溶かしてしまい、窒息死するからです。
私はこの原因を、強酸はリトラの特殊な心臓を守る羊水のような保護液で、それを吐き出して失うことで命を落とすのだと、ずっと思い込んでいました。今回の話でメタ的なネタを入れた際、念のためにファクトチェックをしてこの事実に気づき、愕然としてわけです。

一体どこでどう間違って、そんな知識を仕入れていたのでしょう?
昔であれば、週刊サンデーやマガジンといったマンガ雑誌に、二色刷りで大伴昌司氏による「怪獣解剖図」がよく載っていて、ガキだった私はそれこそ擦り切れて穴が開くほど何度も読み耽っていました。
ですから、のちに量産される凡庸な怪獣と違い、これほど有名なリトラの設定を誤って覚え込んだのが、どうしても納得できません。
そもそも心臓の保護液を吐いて攻撃をするという話自体、かなり凝った設定です。それを小学生低学年のガキが勝手に思いつくとは思えません。
絶対に何か別のネタと混同しているはずなのですが、それがはっきりしなくて、現在でも悶々としておりますw

さてさて、話が脇道に逸れてしまいましたw
本文中で神兵団の多田龍伸が「釣り野伏」という用語を使っています。
釣り野伏は戦国期の九州で多用された戦術で、特に薩摩の島津家のオハコとして知られていました。
この物語世界における羅の言語は、日本語とはまったく異なる独自のものなので、当然「釣り野伏」などという言葉は存在しません。
それに相当する名前が付けられているのですが、それを作者である私が日本語に翻訳して書いているという体裁を取っているので、分かりやすく「釣り野伏」という用語を当てはめたと理解してください。

さて、敵の罠にまんまとはまり、羅軍は総攻撃を敢行します。
小夜と忠興親娘の間に、どのような会話がなされたか興味が尽きませんが、事態はそれどころではなくなってきます。
次回をどうかお楽しみに!

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