2人目 篠原サキ 12歳
主人公、ユメの友達にして唯一の親友です。
誰にでも優しく、困っている人を放っておけません。
そんな性格であるにも関わらず、怠け癖があり面倒事は手を抜きがちです。
スイーツが大好きで、ユメを誘って食べ歩きをしに行きます。そのたびに、ユメの分までお金を出しています。
彼女の家は比較的裕福なため、お小遣いはある程度もらっているようです。
自分のお金を使ってでもユメと一緒に遊びに行くのは彼女なりの理由があり、「ユメと食べるスイーツは30倍おいしい」とのこと。
このおいしさはお金では買えないんだとか。
普段の生活ではいつも笑っていますが、特定の感情表現が少ない子です。誰かに怒ったり、泣いたりすることはほとんどありません。
ですが、ユメの前では別です。戸惑ったり、緊張したり、不安がったり、たくさんの表情を見せます。
人が誰かと関わりたいと感じるのは、「自分に利益があるから」です。
それは物理的な利益ではなく、心理的な報酬。
やってよかったという達成感、自分を理解してくれた嬉しさ、寂しさを紛らわせることもできます。
それは、自分だけでなく相手も同じことです。
お互いに利益があるからこそ、心地よい関係が生まれるのでしょう。
逆に、どちらかがそれ以上の報酬をもらえる人に出会ったなら…どうなるかは想像できますよね。
彼女とユメの関係は小学校生活のほとんどを占めるほど深いものです。
その関係に一体何があるのか、気になりませんか。
