「おい、どうすんだ」
「あ、おもち」
「オレをその名前で呼ぶな」
「正直迷ってんだよね。自信ないし」
「オレがついてんだぞ、大丈夫だよ」
「だってあそこはマサキでも失敗したじゃんか」
「あいつは猪突猛進だからな。お前には考える頭があるだろ。オレもいるしな」
「わかった。じゃあ精一杯頼ってやる」
「おう、頼られた!」
「えっと確かここかな、マップ24」
「怖気づいたか?」
「いや、気配を感じたような?」
「みんな一番を狙ってる、気にするな」
「だよね、じゃあ行こっか」
「うわあああ!」
「こっちだ!」
「ひいいい!」
「こんにゃろ!」
「ありがと」
「まだ序盤だぞ。気合を入れろ!」
「だね。ごめん」
「あ、ここどっちが正解だろ?」
「こっちだな」
「ちょ、何でそっちなの」
「オレの勘だ。当たるんだぜ」
「お~。確かに正解っぽい」
「お宝見つけたらどうすんだ?」
「それは……うわっ!」
「道案内ご苦労さま。お前らはここで埋まってな!」
「ああっ! またお前らっ!」
「名誉ある如月東中の魔法少女部をお前らって言うな!」
「みすず、念の為だ。空間固定を」
「はい!」
「おいやめろ!」
「え~い! 区間固定ファロギニア~!」
「……行ったかな」
「うにゃ~っ!」
「ありがと」
「それにしてもまた魔法少女部かよ」
「今の内に急ごう」
「おう!」
「部長~。本当にこっちで合ってるんですかぁ~」
「あいつらが選んだ道だ、間違いないだろ」
「出口です!」
「よし、追っ手が来る前に急げ~!」
「今頃トラップに引っかかってるかな」
「かもな」
「えっと、この場所の攻略法は……」
「オレについて来い!」
「ちょ、待って!」
「ここで……いいのかな」
「ああ、多分間違いないだろ」
「行こう!」
「うわっ!」
「ここでボスか、厄介だな」
「やっぱ引き返そう、無理だよ!」
「アイツを倒したらお宝なんだぞ!」
「でもボスがいるなんて計算してない!」
「あいつが逃してくれるとでも?」
「うっ……」
「オレが囮になる、行けっ!」
「うわあああ!」
「バカ、早い!」
「ギニャアアア!」
「ああっ!」
「ごめん、おもち。ここで休んでて」
「覚悟を決めなきゃ」
「うおおお!」
「うわあああ!」
「……あれ?」
「魔法少女部、見参!」
「……助けに?」
「違うわ! 先に倒した方がお宝ゲットでしょ!」
「なるほどね!」
「みすず、空間呪縛! きよの、ボスの魔法無効化! のの、混乱魔法!」
「「「はい!」」」
「ん? あいつらがいない? まさか……」
「「「魔法陣完全展開! 行きます!」」」
「ちょっと待て! これは……」
「「「魔法発動!」」」
「お膳立てありがとさん。てえええい!」
「ギョウワアアアーッ!」
「うう……。またやられた」
「やったー! お宝ゲット!」
「次は負けないからな!」
「あっ」
「相変わらず潔い奴らだなぁ……」
「あ、はずれだこれ」
「なんだよ、こんなオチかよーっ!」
「……次、行こっか」
「ああ、オレ達ならやれるさ」
「だね!」