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異世界ファンタジーは哲学の夢を見るか

 最近のラノベブームによる異世界ファンタジーって、好きな人以外からはすごくキモがられていますよね。何故かと言うと底が浅いから。って言うか、底が浅いように見えてしまうから。実際、内容もしっかり読んで嫌ってる人って少ないように思うんです。

 一番の嫌われる要因はあの表紙! 多分あの表紙をもっと普通の本のようにするだけでイメージはかなり改善されると思うんです。中身変わってなくても。ただ、今あんな感じの表紙になったのも試行錯誤の上でそうなったのだと思いますし、簡単には変えられないのでしょうね。

 で、ラノベの内容で毛嫌いしている人がいる問題は、やはり作者側が深い内容を書いていくしかないと思うんです。イセスマみたいなのが今のラノベのイメージですからね。もっとこう、シリアスで重くて難解な話になればイメージも変わってくるんじゃないかなぁ。それはストーリー展開がそう言う風になるだけで、キャラとかは今のままなんですよ。そこでバランスは取れないかなと。

 でも嫌う人は中身なんて読まないから効果ないかもだけど。ぐぬぬ……。大体、嫌ってる人はどんな話を読んでるんだって話ですよね。嫌う人の中には作り話が嫌いとか言う全く話にならない人もいるみたいで、流石にそう言う人は論外ですよ、ぷんすこ。

 までも、話が重くなるともうラノベではないのかも知れません。なので、表面上は軽いんだけど、実は重いって作風がいいかなって思うんです。じっくり読むと深い哲学的な問いが浮かび上がってきたりとかね。そう言う作品。そう言うの、書けないものでしょうか。

 作品に哲学が込められていると言えば、すぐに思い浮かぶのがSFです。SFで描かれたような深いテーマ、異世界転生モノでは描けないのでしょうか? 多分そんな事はないのではないかと思います。この世の真理について考える。古典のファンタジーならそう言うテーマも描いてきていると思うんですよね。ぱっと思いつくのはゲド戦記。

 まぁ、あんまり難しいと受けないのかも知れません。ただし、内容があればそれなりに読む人は出てくると思うんですよね。読まれる工夫も必要ですけど、内容がしっかりしていればきっと読者もついてきてくれるはず。そう思いたいです。
 実際、深い内容の異世界転生モノも既にたくさん世の中にあるのかもですけどね。私、普段小説とか読まないもので……(汗)。

2件のコメント

  •  近況ノート新着記事一覧でにゃべ♪様の記事を拝見するたびに、良質なエッセイを読んでいるような気分で、色々と考えさせられてきました。コメントしたくてうずうずするくらいに。
     今回その「うずうず」が限界突破してしまい、書き込み失礼します。

     前半部、色々と共感してしまいました。つい最近「自分の理想は表紙絵も挿絵もない小説なんじゃないか」と考える機会があったので、いっそう強く。
     また私自身、異世界ファンタジーを執筆しているくせに「読むときは異世界ものを避けて読む」という、読まず嫌いタイプです。たまに読んでも、数行見ただけでやめてしまうことが多くて……。こういうのは良くないなあ、と自分でも思うのですけど。
     私が適当に小説を検索して読むときの検索条件、今確認してみたら、ジャンルが「現代ドラマ」「恋愛」「SF」「現代ファンタジー」になっていました。
     矛盾していますが、自分が書いている異世界ファンタジーも「異世界もの好き!」という方々より「異世界ものはあまり好きではない」という方々にこそ読んでほしい、と思っています。でも、そういう方々に「あまり好きではない」作品を読んでいただくのは、それはそれで難しいのですよね。ふだん読まないタイプの作品を自分が読む場合も読んでいただいた場合も、考えてみたら、自主企画経由が多い気がして、結局「カクヨムは自主企画があるから素晴らしい」という持論に行き着いてしまう気が……。あれ?

     後半部も、面白いご意見です。私はファンタジーってSF同様、世界観の自由度がその魅力だと考えていたので、SFで描けるものは当然ファンタジーでも描ける、と思っていたのですよ。でも昨今流行の異世界ファンタジーは、ドラクエ型ファンタジーなんて言葉があるくらいですから、その自由度を自ら捨て去っているのでしょうね。現在のWEBファンタジーはそもそもファンタジーなのだろうか、という疑問を感じることもあったので、『古典のファンタジーならそう言うテーマも描いてきていると思うんですよね』という一文には「ああ、やっぱり、そうなのだなあ」と感銘を受けました。

     ……他人様のコメント欄で、長文失礼しました。
  • 烏川 ハルさん おはようございます。

    昔はカクヨム日記と近況ノートは別物で記事を書いていたのですけど、今はその気力もなくなって近況ノートに書いたものをカクヨム日記にコピペしているので、このノートの記事がエッセイっぽいのも当然なのです。

    カクヨムって(現時点では)挿絵機能がないから、より純粋に文書を楽しんで読める環境になっていますよね。だからハルさんのような気持ちになる人もいるのではないかと思います。挿絵機能がないのがカクヨムのいいところ。と、私も思うのですが、まぁそこは人によって感じ方は違いますよね。

    WEB小説の異世界モノって、チーレムを望む人が多いですからね。そうじゃない作品はタグでちゃんと説明すればいいと思います。深いテーマの異世界モノを読みたい人もいるでしょうし。需要はあると思うんですよね。

    カクヨムの自主企画、意外と企画発表後に新作で書いて参加する人って多いですよね。これは素晴らしい事だと思います。新作が一番上に表示されるからなのでしょうけど。
    私なんて自分が立てた企画以外ではそう言う事しませんもん。いつも過去作ばかり企画に参加させてしまって申し訳ない気持ちになります。その分、ほぼ読まれないんですけどね(汗)。

    異世界ファンタジーって実は色んな可能性を秘めてますよね。読まれたいからテンプレ! って決めてかかっている人以外は、是非とも色んな話に挑戦して欲しいと思います。そこからまた新しい流れが生まれるかも知れませんしね。そうなったらいいなぁ……。
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