人間はどうしてもカテゴリーで判断したくなるものらしい。
たとえば、誰かを嫌いになったとして、男(女)なんて嫌い、とか、〇〇人は嫌い、とカテゴリーで語ってしまう。
限られた経験の中で得られた情報から、全体をそう思ってしまうのだ。
男(女)の中にも、◯◯人の中にも、良い人も悪い人もいるのに。
小説でも、ファンタジーが嫌いとか、SFが苦手とかジャンルで判断するのは、きっと間違っている。
たまたま読んだその本が合わないだけで、同じジャンルの別の本を好きになるかも知れない。
ジャンルやカテゴリーで判断して、好きになるかもしれない可能性をなくしてしまうのは、あまりにもったいない。
(ザ・ブルーハーツ 「青空」)
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生まれた所や皮膚や目の色で
いったいこの僕の何がわかるというのだろう
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与えられたジャンルやタイトルや作者名で
いったいこの物語の何がわかるというのだろう
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