マジックストーリー第11章 『 星降る夜に』が終了しました。
11章は久しぶりに星華が主役の物語を公開できまして、章タイトルも彼女のエピソードから取りました。
普段はお調子者で、緑依風や奏音にしょっちゅう叱られている星華ですが、多忙な両親への理解力や愛情深さを表現できる、貴重な回でした。
星華の両親、卓とすみれも、星華のことを深く愛しており、他の家族ほど一緒に居られる時間は無くとも、共に過ごせる日はそれ以上の愛を注いでおります。
11章でもう一つ目立ったのは、10章で直希に勇気づけられた風麻の行動が、これまでよりも大胆になってきたことですね!
いつも爽太に一歩出遅れて、苦い気持ちのままでいた風麻でしたが、爽太が先にカイロを渡しても、自分の分を亜梨明の手を取って渡したり、星華の家で寝てしまった亜梨明に自分の上着を掛けてあげたり、わざわざクリスマスプレゼントを用意したりと、亜梨明への好意を自覚してからの彼を振り返ると、随分成長したなと、作者自身も嬉しく感じております(*^▽^*)
…ですが、今度は緑依風が、そんな彼の行動に不安を覚えるようになってしまいましたね…( ;´Д`)
10章では、周囲の意見から風麻が好きな人は、自分ではと思い込んでいましたが、クリスマスパーティー後の彼と亜梨明のやり取りを見てしまった以上、それは違うかもと、勘付き始めているでしょう…。
亜梨明が爽太と仲良くなると、風麻が悔しい思いをして、風麻が亜梨明との距離を縮めると、緑依風が苦しくなる……。
何とも辛い状況が続きますが、12章は更にその恋愛関係が大きく動く事になると思います!
さて、簡単な紹介になりますが、次章12章は、前回の近況ノートでもお話した通り、1年生編最後の物語となります!!
正月、バレンタイン、春休みを一気に駆け抜けますよ~!!
読んでくださっている方々、いつも本当にありがとうございます!
これからもマジックストーリーをどうそよろしくお願いします。
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最後にもう一つお知らせですが、『マジックストーリー~Short collection~』に、『第131.5話 バーナデット』を追加しております。
時間軸は131話と132話の間で、爽太が亜梨明の見舞いに訪れる話。
サブタイトル『バーナデット』とは、亜梨明が歌っているイメージの曲名に、その名前が使われており、その歌を聴きながらこのエピソードが浮かんだからです。
ちなみに、『第33話 時計草』の基盤にもなった物語で、被ってしまう内容を修正しながら執筆いたしました。
バーナデットって何?と思われるとわかっていつつ、このタイトルが気にいっていたので、そのまま使用しました(笑)
それでは!