翳りのダフネの登場人物などをまとめたものです。
<メインパーティ>
●ルルート(ルルート・セイデリック)
…東大陸アルネエルドラ王国出身。大盾と銃槍で戦うアルネ盾術の使い手。
礼儀正しく真面目で、争いごとは好まないが、ダフネに挑む気持ちは誰よりも強い。
祖父の冒険を証明するためにダフネの踏破を目指す。
髪は肩に届くくらいの亜麻色のウェーブ、瞳の色は深緑。兄から貰った赤い耳飾りをしている。
●ラインベル(ラインベル・イルイーズ)
…ルルートの幼馴染で「ルル様の忠実な従者」を自称する青年。武器は両手で扱う大型の剣。
パーティでは一番背が高く、年長。
ルルートに対しては敬語だが、他のメンバーとは軽い口調で話す。
明るいオレンジ色の髪をオールバックにしている。瞳は明るい緑色。
●キース(キルグヴェーシュ)
…白い髪に瑠璃色の瞳の少年。パーティでは道の記憶を担当する。読み書きは出来ない。
年齢の割に達観している部分もあるが、好奇心は旺盛で、気になることはどんどん質問する。
土産話のための観光とはいってもダフネの攻略にはかなり積極的。
形見の剣を持ち歩いているが、戦闘に使うのは別の短剣。
●フィピッツ(フィピッツ・ビスカ・トゥートゥルス)
…ふわふわした桃色の長い髪の可愛らしい少女。魔導書によって魔法を使う支援型の詠唱者。
パーティでは最も小柄で最も幼く、恐怖に動けなくなることも多いが、頑張り屋。
魔力探知が出来るため、帰還のための魔法水晶を探すのが主な役割。
過去の記憶を持っておらず、自分の記憶や出自を知るためにダフネ踏破を目指す。
●ベルガ(ベルガ=ハル・ヒュード・レイヴィ)
…西大陸出身で、敬虔なゼティワール教の信者。日々の祈りを欠かさない。
外ではフードを被っているが、素顔は長い黒髪の美少女。魔銀の首輪をしている。
言葉を発することが出来ないため、シェンナが代わりに受け答えをすることも多い。
手先が器用でフィピッツの髪をアレンジするのが得意。戦闘では弓矢を扱う。
●シェンナ(シェンナ・ヴォルディエン)
…北方出身の青年で、薄灰色の髪と珍しい虹色の瞳を持つ。
故郷の防寒装備に身を包む。大鎌をぶん回して戦う姿はモンスターハンター。
奪われた魂の半分を取り返すためにベルガと共に禍ツ者を追っている。
冷静な性格で、読書家で博識。パーティではただひとり料理スキルを持つ。
年齢はラインベル>ルルート≧シェンナ>ベルガ>>キース>フィピッツ
身長はラインベル>シェンナ>ルルート≧ベルガ>キース>フィピッツ
<カナデの街の人々>
●パルティユ
…ルルートたちの拠点となる水路の家の大家。
レンゲ亭という小さな食堂をひとりで切り盛りしている穏やかな女性。
●ボルスザッハ
…レンゲ亭の常連客で、オッサンを自称する年齢。愛称はボルス。
かつては二級冒険者だったが、今は引退してダフネの研究をしている。
●アイズィ
…遺品回収業を営むポトス商会の看板娘。賑やか担当。
●チェイニー
…ポトス商会の鑑定士。妖艶担当と言い張るお年頃。
<用語集>
●ダフネ
…亡国ダフネローラスの通称。中央大陸のやや南東部に位置する。周辺一帯が魔力で満ちた魔境と化している。
王城まで辿り着けばどんな願いも叶うという噂があり、数多の冒険者たちが挑戦している。
●カナデの街
…ダフネに挑む冒険者たちの拠点として栄え、石畳や水路が整備されている大きな街。
北側にダフネの門やギルド、東側は商店や住宅街、南には市場やポトス商会、西側には歓楽街がある。
ルルートたちの拠点は東の住宅街の水路沿いにある。
●ゼティワール教
…始まりの神ゼティアと終わりの神アドゥワールの創造神話に基づく世界宗教。
西へ行くほど熱心に信仰されている。
●詠唱者
…自身が持つ魔力と空気中に漂う魔力を利用して魔法を扱う者たちの総称。
北へ行くほど魔法が身近な存在となる。
●魔物
…生き物が魔力を得て姿かたちを変えたもの、あるいは魔力の塊によって発生した生き物。
特に獣の形をしたものは魔獣と呼ばれる。
●禍ツ者(まがつもの)
…魔人とも呼ばれる厄災の生き物。魔物の上位種とされており、言葉を理解する者、魔法を扱う者、人型を模す者など様々。
並大抵の冒険者では太刀打ちできないため、遭遇したら逃げるのが最善策とされる。