翳りのダフネの登場人物を第三章スタート時点の情報でアップデートしたものです。
<メインパーティ>
●ルルート(ルルート・セイデリック)
…東大陸アルネエルドラ王国出身。大盾にヒビが入らないか心配になってきた。
キースほど直球ではないものの、初めて見るものには興味津々。
魔法に対する憧れもあるが、ほとんどの東大陸の人間と同じで詠唱者の素質は無い。
少しキースに感化されて物怖じせずに質問するようになってきたかも。
主な装備品:銃槍、大盾、兄の耳飾り、日記
●ラインベル(ラインベル・イルイーズ)
…ルルートの幼馴染で「ルル様の忠実な従者」を自称する。
最近はキースの好奇心に振り回され、ヴァリファンテに悩まされている苦労人。保護者。
色々ともう手に負えない状態だが、ルルートの願いのためにも進まなければならない。
パーティでは貴重なツッコミ要員であるが、それ以上に重要なストッパーでもある。
主な装備品:大剣、ええ感じのグローブ、忠誠心
●キース(キルグヴェーシュ)
…好奇心の塊の少年。パーティでは地図作成担当。読み書きは出来ない。
そのうち好奇心で身を滅ぼすのではないかとラインベルからひやひやされている。
ファントマの扱いに関してはシェンナの次に上手い。
育ての親が詠唱者だったらしく、自身も魔法が使えるようだが、詳細は自分でも分からない。形見の剣は拠点で留守番。
主な装備品:ベレー帽、短剣、地図、綺麗な石ころ
●フィピッツ(フィピッツ・ビスカ・トゥートゥルス)
…ふわふわした少女。魔導書を使う支援型の詠唱者。
拠点の裏庭の一角で薬草を育てている。虫はちょっと苦手。
石化している間にパーティというか主にシェンナがとんでもないことになっていた。
ヴァリファンテに絡まれると威嚇してしまう。けどやっぱりちょっと怖い。
主な装備品:魔導書、薬草、植物の種
●ベルガ(ベルガ=ハル・ヒュード・レイヴィ)
…西大陸出身のゼティワール教徒。日々の祈りをクイックに行えるようになってきた。
フードの下は可憐な美少女だが、禍ツ者と契約するような危うい側面も持つ。
最近では魔法デバフ無効という魔銀の首輪の呪いを逆に利用している。
弓矢以外に双剣も使えたり、高い索敵能力を持っていたりと、まだまだ謎が多い。
主な装備品:弓矢一式、魔銀の首輪、シェンナの上着の中に色々
●シェンナ(シェンナ・ヴォルディエン)
…北方出身の元詠唱者。幸運低めで正直ちょっと生き辛い。慢性的なデバフ状態。
ヴァリファンテと対峙した際に魂の半分を奪われ魔力の大半も失ったため今は魔法が使えない。
耐性が低いため病や毒に弱く、体力も無い部分を知識と技術でカバーしていたがそれも限界でヤバディエン。
もう少し不真面目か、狂気に飲まれるかすれば、楽になれるというのに。
主な装備品:大鎌、収納魔法付き上着、その中に色々
●ヴァリファンテ(黒き罪のヴァリファンテ)
…シェンナの魂の半分を持つ禍ツ者。致命傷を負ったシェンナの代わりに肉体を乗っ取る形で現れた。
ベルガと何やら契約をしているので、ベルガの味方ではあるが、シェンナの味方ではない。
古風な喋り方と金色の瞳と態度の大きさでシェンナと区別が可能。
本来の姿は三対の翼や角や尻尾を持ち、黒い結晶に覆われた姿らしい。たぶんフロムゲーにいる。
呼び方:紅玉、太陽の者、小さき者、ふわふわ、契約者、器(稀に贄)
<カナデの街の人々>
●パルティユ
…ルルートたちの拠点である水路の家の大家で、レンゲ亭という小さな食堂をやっている。
ダフネに挑んだ恋人ミリアペルタの帰りを十年以上待ち続けている。
●ボルスザッハ
…レンゲ亭の常連客で元二級冒険者、オッサンを自称する年齢の研究者。愛称はボルス。
冒険は引退したはずだが、ルルートたちのサポートで再びダフネに足を踏み入れている。
●アイズィ
…遺品回収業を営むポトス商会の看板娘。賑やかし担当。
気風の良い性格で、小柄な見かけによらず力持ち。
●チェイニー
…ポトス商会の鑑定士で詠唱者。ルルートたちのファントマの師匠。お姉様とお呼びなさい。
ダフネの攻略に失敗して荒れていたがボルスザッハに救われた、という過去を持つ。
<用語集>
●ダフネ
…亡国ダフネローラスの通称。周辺一帯が魔力で満ちた魔境と化している。
その冒険の旅路によって叶えられる願いの程度が変化するという噂があり、冒険審判と呼ばれている。
●カナデの街
…ダフネに挑む冒険者たちの拠点として栄え、石畳や水路が整備されている大きな街。
北側にダフネの門やギルド、東側は商店や住宅街、南には市場やポトス商会、西側には歓楽街がある。
ルルートたちの拠点は東の住宅街、ボルスの部屋は西側の歓楽街にある。
●ゼティワール教
…始まりの神ゼティアと終わりの神アドゥワールの創造神話に基づく世界宗教。
西へ行くほど熱心に信仰されているが、中央大陸や南大陸でも日常に溶け込む形で広がっている。
一方の東大陸では絶えず領土戦争が続いているため信仰どころではないものの、メジャーな宗教行事は残っている。
●詠唱者
…自身が持つ魔力と空気中に漂う魔力を利用して魔法を扱う者たちの総称。
見掛けたら是非ともパーティに勧誘したい。
治癒魔法の専門は治癒師、呪術魔法の専門は呪術師のように呼ばれる。
●ファントマ
…ダフネのみに存在する、詠唱者でなくとも特定の魔法が使える水晶。
シェンナは仕組みを理解したようで模造品を作ったが、想定外の威力になった。
●魔物
…生き物が魔力を得て姿かたちを変えたもの、あるいは魔力の塊によって発生した生き物。
特に獣の形をしたものは魔獣と呼ばれる。魔法を使う魔物もいる。
●禍ツ者(まがつもの)
…魔人とも呼ばれる厄災の生き物。実際のところは魔法の上位種ではなくまったく別の存在らしい。
自然の摂理を超えた存在で、天災。封印されている者も多い。
ヴァリファンテのように契約によって人間の守護者となる者も存在する。
ただし禍ツ者にとっては単なる娯楽に過ぎない可能性を忘れてはいけない。