翳りのダフネの愉快な登場人物たちを第四章スタート時点の情報にアップデートしたものです。
<メインパーティ>
●ルルート(ルルート・セイデリック)
…東大陸アルネエルドラ王国出身。ちょっと悩んだりしたけれど、もう平気。
祖父の冒険を証明して、一族の名誉を回復するために祖国を旅立った。
けれども今は、自分自身を信じるためにもダフネを踏破したいと思い始めた。
裏庭に来る小鳥にも色々と種類があることを知った。世界が広がった。
主な装備品:銃槍、大盾、兄の耳飾り、日記
●ラインベル(ラインベル・イルイーズ/アドライン・エルドラ・ベルドート)
…ルルートの幼馴染で忠実な従者を自称するが、正体はアルネエルドラ王国の第二王子アドライン。
やがて王となる兄を支えるためにも、強くありたいと願う。
ルルートの祖父の冒険を王家が闇に葬ったことへの償いと責任を背負って旅立った。
それでも、ルルートの願いを叶えたいのは本当の気持ちなのだよ。
主な装備品:大剣、ええ感じのグローブ、王家の紋章
●キース(キルグヴェーシュ)
…好奇心が旺盛すぎる少年。パーティでは地図作成担当。読み書きは出来ない。
どうしても叶えたい願いが見付かった時に、果たしてその願いは叶えられるのだろうか。
名付け親はシェンナの同郷で、形見の剣は天獄の鍵。だから似ているんだね。
主な装備品:ベレー帽、短剣、キラキラした鱗、形見の剣改め希望の第六鍵
●フィピッツ(フィピッツ・ビスカ・トゥートゥルス)
…ゆるふわガール。魔導書を使う支援型の詠唱者。
まだまだ未熟ではあるが、自分の出来ることに全力で挑戦したいと思っている。
一方で、支援魔法しか使えないことをもどかしく感じる時もある。
最近ちょっと頬っぺたがぷにぷにしてきた、シェンナのお菓子を味見しすぎたかもしれない。
主な装備品:魔導書、薬草、押し花、お菓子の残り
●ベルガ(ベルガ=ハル・ヒュード・レイヴィ)
…西大陸出身のゼティワール教徒。ダフネの中での祈りの時間にも慣れてきた。
弓矢の名手だが身のこなしは狩人というよりもどちらかと言えば斥候に近い。何故だろうね。
最近はよく悪夢にうなされているようだ。
主な装備品:弓矢一式、魔銀の首輪、シェンナの上着の中にも色々
●シェンナ(シェンナ・ヴォルディエン)
…北の果てにあるセルフォティア出身の詠唱者。邪神を封印して神話の終わりを担う天獄の民。
第三区で魔力をかなり回復して復活した魔法バーサーカー。ただし治癒魔法は不得手。
本来は魔法式を読み解いて封印を再度施すことを専門とする詠唱修復士。
踏破のためなら躊躇なく自分の首を斬るのは、自己犠牲ではなく先行投資。正気か?
主な装備品:大鎌改め裁きの第三鍵コルツフット、収納魔法付き上着、その中に色々
●ヴァリファンテ(黒き罪のヴァリファンテ)
…シェンナの魂の半分を持つ禍ツ者で、ベルガと契約している。シェンナを通じて皆の冒険を見物している。
ベルガの危機や、シェンナが瀕死になると、シェンナの身体を乗っ取って現れる。最近はシェンナの影の中。
その気になれば単身でダフネを踏破出来るはずだが、やる気スイッチは基本的オフ。省エネ。
さて、ヴァリファンテの願いとは。
<カナデの街の人々>
●パルティユ
…ルルートたちの拠点である水路の家の大家で、レンゲ亭という小さな食堂を切り盛りする。
ダフネに挑んだ恋人ミリアペルタの帰りを十年以上待ち続けている。
●ボルスザッハ
…レンゲ亭の常連客で元二級冒険者。オッサンを自称する年齢。愛称はボルス。
ルルートたちのサポートをしない日は、汚部屋と化した自室にこもって資料を読み耽っているようだ。
●アイズィ
…遺品回収業を営むポトス商会の看板娘。賑やかし担当。
相棒のチェイニーが魔女の呪縛から解放されて嬉しいけれど、あんまり無理はしないでほしい。
●チェイニー
…ポトス商会の鑑定士で詠唱者。ルルートたちのファントマの師匠。
お姉様たちを喰った魔女が討伐されて、まだ解放感と喪失感が入り混じっているが、少しずつ前を向きたい。
●ソラン
…ダフネで魔法の研究をしている「箱庭」の詠唱者のひとり。星詠みという詠唱を得意とする。
シェンナに憧れを抱いている真面目な若者。右頬に飛ぶ鳥のような紋章が入っている。
生まれ育った環境はかなり過酷で、魔法より先に手が出る喧嘩っ早い一面も。
●バッシュ
…レンゲ亭の常連客のひとり。少々ぽっちゃりだが、腕利きの仕立屋。
パルティユの店を支えることがオッサン連中の使命だと思っている。
<カナデの街の外の人々>
●フレイトス・セイデリック
…ルルートの兄で、アルネエルドラ王国の騎士。剣の腕はかなりの手練れ。
「狗のフレイトス」「裏切者のセイデリック家」と蔑称で呼ばれることもある。
実際は王命を受けて裏で暗躍する第九部隊に所属している。
ルルートの冒険を心の底から応援してくれている数少ない理解者。
●シグディン
…ラインベルの兄で、アルネエルドラ王国の第一王子。兄弟仲は良好。
冷徹な現実主義者であるため、特に腐敗した層からは恐れられている。
かなりの策士で、ラインベルにも考えは読めない。
自分の代で必ず宿敵レヴェンハイルを滅ぼすと心に誓っている。
●ロージャヴァルジ(ロージャ)
…アルネエルドラ王国の騎士で、フレイトスと同じく第九部隊に所属する。
謀反を察知したシグディンが親レヴェンハイル派に送り込んだ間者。
反逆者を始末してアルネエルドラへの帰路に就いた。
●ウィザスタ・ヴォルディエン
…キルグヴェーシュの名付け親で、シェンナとは兄弟同然に育った。故人。
天獄の民で、希望の第六鍵イリスイリスを預かっていたとても優秀な詠唱者。
育ての親を喪ったキルグヴェーシュと少しの間旅をしていたが、流行り病で亡くなった。
シェンナとは幼い頃に別れているため、大人になった姿は互いに知らない。
●スヴェルガント・フレイトス(スヴィ)
…ルルートの祖父。かつてはアルネエルドラの英雄とも呼ばれた冒険者。
ダフネからただひとりで帰還したため、踏破の功績が疑われている。
当時の第三王女が冒険に関わっているようだが……?
<モフモフなど>
●ファーン
…精霊の幼体。一角の狼のような姿をしているモフモフ。名前の意味は【星】。
自分を助けてくれたシェンナに懐いてルルートたちの探索に同行している。
●エルシュブリッケ
…シェンナの召喚獣。翼の耳を持つ緑色のウサギのような巨大生物で、名前の意味は【緑の翼】。
落下の際の衝撃吸収として役に立つモフモフの毛並みは寝心地抜群。
●アスタロゼ
…シェンナの召喚獣、もとい召喚騎士。アスタロゼは【深淵の騎士】を意味する。
胸の穴から溢れ出る銀と紫の炎を全身に纏った若い騎士で、その一撃は抜群の威力を誇る。
精霊でも魔物でもなさそうだが、人間でもなさそう。
<用語集>
●ダフネ
…亡国ダフネローラスの通称。周辺一帯が魔力で満ちた魔境と化している。
その冒険の旅路によって叶えられる願いの程度が変化するという噂があり、冒険審判と呼ばれている。
●カナデの街
…ダフネに挑む冒険者たちの拠点として栄え、石畳や水路が整備されている大きな街。
北側にダフネの門やギルド、東側は商店や住宅街、南には市場やポトス商会、西側には歓楽街がある。
ルルートたちの拠点は東の住宅街の水路沿いにある。
●ゼティワール教
…始まりの神ゼティアと終わりの神アドゥワールの創造神話に基づく世界宗教。
西へ行くほど熱心に信仰されているが、中央大陸や南大陸でも日常に溶け込む形で広がっている。
一方の東大陸では絶えず領土戦争が続いているため、それどころではない。
ちなみに畜産より水産業が主流の西大陸では肉を食べる文化が浸透していないだけ。
ゼティワールの教えで食べてはいけないものは魔物の生肉だけらしい。生肉て。
●詠唱者
…自身が持つ魔力と空気中に漂う魔力を利用して魔法を扱う者たちの総称。
見掛けたら是非ともパーティに勧誘したいが、気難しい人が多いとも言われている。
●ファントマ
…ダフネのみに存在する、詠唱者でなくとも特定の魔法が使える水晶。
シェンナは仕組みを理解したようで、模造品を作ったが、想定外の威力になった。
●魔物
…生き物が魔力を得て姿かたちを変えたもの、あるいは魔力の塊によって発生した生き物。
特に獣の形をしたものは魔獣と呼ばれる。魔法を使う魔物もいる。
●禍ツ者(まがつもの)
…魔人とも呼ばれる厄災の生き物。自然の摂理を超えた存在で、天災。
契約することで人間の手助けをする禍ツ者も存在し、契約者のことは守護する。
●天獄セルフォティア
…神々から人類に与えられた試練のひとつである邪神と呼ばれた禍ツ者を封印した北の最果てにある土地。
天獄の民はその封印を代々守ってきた一族であり、魔法を体系化した詠唱者の始祖。
11種類あるべき鍵は4種しか現存が確認されていないので、封印が解ける日も遠くはないかもしれない。