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掬星台喫煙店のマスターについて

世界観設定

喫煙店702のマスターについて

(稲富良次作品群 共通設定)



■ 概要

掬星台ロープウェイ二階・喫煙店702のマスターは、
稲富良次がカクヨム上で発表している複数の小説世界
――怪談、心霊譚、事件小説――
を横断して登場する共通人物である。

ただし彼は、いずれの作品においても
主人公でも、黒幕でも、事件当事者でもない。

彼の役割は一貫して
観測者/語り部/境界の管理人である。



■ 立ち位置と性質

マスターは以下の特徴を持つ。
• 怪異・事件・異変に直接介入しない
• 善悪や正誤を裁かない
• 事実を「正確に覚え、必要な形で語る」

彼は“解決”をもたらさない。
だが、戻ってきた者が世界を理解するための言葉を差し出す。

作中では多くの場合、
• 名前は明かされない
• 年配の男として描写される
• 煙草・珈琲・酒を媒介に会話が始まる

といった形で登場する。



■ 心霊アルバイトシリーズとの関係

心霊アルバイトシリーズ
において描かれる数々の怪異案件・現場体験は、
**すべて「語られる前段階の出来事」**である。

それらの後日談、語られなかった真相、
「もし一歩踏み込んでいたら起きていたこと」は、
喫煙店702に集積されている。

作中に登場する以下の人物像は、
すべて702のマスターと同一存在である。
• 「あんたは、越えなかったな」と言う男
• 珈琲を勧め、深入りを止める人物
• “生きて戻った者”だけに現れる存在



■ 大阪万博殺人事件との関係

大阪万博殺人事件
は、祝祭・未来・国家規模の希望が交錯した
巨大な境界事象として位置づけられる。

マスターは事件の直接関係者ではない。
しかし、
• 事件後に語られなかった選択肢
• 犯人・被害者が分岐点で選ばなかった未来
• 万博という場が生んだ歪み

これらを後日、702で語る側の人物である。

つまり大阪万博殺人事件は、
702で語られる「過去の実話怪談・事件譚」の一つである。

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