こんにちは、アキラです。
子どもの日スペシャルと銘打って2日連続で投稿した『ウェディングドレスですよ、女神様!』ですが、無事に完結しました。
織田崇滉さん、血能集団ロンパイアさん、うずめちゃんのために素敵なレビューありがとうございます!
2日連続投稿なんて無茶なことをやって誰も見てくれなかったらどうしようと不安に思っていたのですが、レビューをしてくださった方々やフォローしてくださった方々のおかげでくじけずに最後まで投稿することができました。
(最初のうち、ほとんどの話がPV数0だった時は泣きそうになった…)
でも、短期間連続投稿はとても危険だということがよく分かりました。下手したら、誰の目にも触れられないまま完結してしまいそう! それは嫌だ!(泣)
というわけで、児童小説の投稿はいったんお休みです。
今日から投稿を開始する小説は『カルチェ・ラタンの魔女』といいます。
これは第7回角川春樹小説賞の一次選考を突破して二次選考で玉砕した作品です。
私がこの小説を執筆した経緯は以下の通りです。
司馬遼太郎氏の『街道をゆく』シリーズ『南蛮のみち』には、「フランシスコ・ザビエルがパリの聖バルブ学院の学生になる少し前、聖バルブ学院の学生たちが隣のモンテーギュ学院の学生たちと大喧嘩した」という記述があります。喧嘩の理由は、モンテーギュ学院が道路に汚物を捨ててバルブ学院の学生たちがその臭さに迷惑したことが発端でした。
これを読んだ私は、当時のパリの街――特に学生区のカルチェ・ラタンを描いてみたい。パリの学生たちの粗暴ながらも生き生きとした青春を書きたいと思い、中世のパリについて調べ始めました(小説賞に応募するのに時間がなくて焦った覚えがあります…)。
そして、当時の史料を読む中で、この時代に横行していた魔女裁判にも興味を持ちました。当時の人々は、自分たちのエゴや差別心、排他的心情を「悪しき魔女を成敗する」という正義に変換し、多くの罪のない人たちを殺していたのです。
この時代、そういった「自分が認めたくない人間は容赦なく排斥する」という正義が横行していたのです。(そういう欺瞞に満ちた正義は現代でも大いに横行していますが…)
『カルチェ・ラタンの魔女』は、一見、ミステリー風(?)に物語が始まりますが、私が描きたかったのは前述した当時のパリの学生たちの粗暴で刹那的な青春、そして、自分たちのエゴや偏見で他者を排斥する人々のエゴと排斥された者の復讐譚です。
執筆期間がだいたい三週間ちょっとしかなく、かなり粗削りなストーリー展開になっているかも知れませんが、興味を持たれた方はぜひご一読ください(ジャンピング土下座!)
……あと、当時のパリの衛生の悪さや学生たちのゴミ(汚物)問題などを扱っている関係で、頻繁に下品なキーワドが出てくるので、食事をしながら読まないことを強く推奨します!