ある日のことです。
パイプオルガンのある部屋に入った瞬間、バイオリンの音がします。
奏でていたのは、小学生くらいのショタです。
このパイプオルガンの部屋は防音性の高い建物なのでそれに惹かれて入ってきたのでしょう。
ショタが一曲弾き終わると。
私に一礼します。
感じのいいショタです。
うん?
元学園長さんがいます。
「彼は二週間の間、小学校からの特待生としてこの学園に招いたのです」
私は説明を受けて自己紹介をします。
「『アリス・ナノテラシー』です。アリスと呼んで下さい」
「僕は『雷矢』です。ここでの挨拶は召喚術でしたね。では、早速……」
雷矢さんは再びバイオリンを弾き始めると。
魔法陣が現れて輝きを放ちます。
そして、召喚されたのは普通の柴犬です。
流石、特待生、見たこともない召喚術です。
雷矢さんがバイオリンを弾き終わると柴犬が雷矢さんに近づきます。
「この犬の名前は『白太』僕の相方です」