ぽんぽん丸と言えば近況ノートが本体だと噂されています。作品が体で近況ノートがメガネみたいなことですね。
…?忙しくて何を言っているのか私もわからないです。
でももし近況ノートオブザイヤーがあるなら私が受賞するだろうことはわかります。カクヨム中から「ぽんぽん丸用の賞用意してんじゃねぇ」って怒号が響きそうです。
それなのに大渋滞です。前回の企画の良かった作品のご紹介もまだ終わってないし、鷹さんとの文学ボクシングについても触れてないし、新しい企画も進行してるし、1月から始まるぽんぽん丸甲子園の告知もそろそろしないといけないです…なのに年末年始は忙しい!!
まず前回の企画のおもしろかった作品ご紹介です!!!!
どうか、震えるレビューを書かせてください
https://kakuyomu.jp/user_events/822139841148264950?order=published_at作品というかアガタさんです!!企画の方にはご参加いただいてないのですが近況ノートに「ちょっと企画要項からそれるけども参加していいですか?」とご質問いただきました。丁寧な違反なんて私が最も好きまであります。
なので「ぜひ参加してください!」と返事さえせずに、勝手に読みに行きました。めちゃよかったです。
小学1年生、街を作る/アガタさん
https://kakuyomu.jp/works/16818622170342932065いじめの解決を目指して前向きに行動するのだけど、あまりうまく行かなくて、でもその中で頑張って考えた1つのアイデアが自分ではない人を豊かにしている話です。
『自分の頑張りは自分を救わなかった。だけど確かに誰かを幸せにしている』
このジレンマです。グッド物語。これは私の感覚ですが科学とか哲学とか学問の研究もたぶんそうなんですよね。知りたいこと、好きなことを研究するのだけど結果が出るのって100年とかもっと後とかで、身を粉にした努力って別に自分や友達や家族を幸せにしないんです。遠くの誰か。その歪みを生きているうちにダイレクトアタックされた感覚が書かれてます。おすすめです。ぜひ一度お読みください。
身を掻き灰の中に坐りぬ
https://kakuyomu.jp/works/822139840690578644二作読ませていただきました。両方とも超よかったです。こちらはより物語です。身を裂くような悲しさに辛さに負けずに行動する主人公。ゆっくりと回復する体と対象的に心の一部は失われていくんです。アガタさんは葛藤を書くのが抜群にうまいです。物事を単純化せずに解決と弊害が常にあってすごくリアルで刺さります。だけどこの物語ではふわっとする感じで突然ファンタジックな描写が出てきます。刺すようなリアル、浮かぶようなファンタジーこの塩梅が好きです。重たくし過ぎず、重量感は失わず。おすすめです。ぜひ。
というわけで前回企画の良かった作品ご紹介は以上となります。まずアガタさんありがとうございます!いただいたコメントから読む流れもですし、実際に読ませていただいて楽しかったです!ご参加いただいたみなさま、すでにご紹介させていただいた素晴らしい物語を寄せていただいたみなさまもありがとうございました!!次の企画もはじまっているのでよければぜひお願いいたします!
他の渋滞は後程順を追って進めていきたいと思います。早くお伝えしたい楽しみなことがいろいろ待っています。ご期待の上、わくわくてかてかして待ちください。