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『アガルタのイオリ』第117話 ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

今回ブルック一行が火の山の火口でケルベロスと戦います。
ケルベロスのあだ名は「地獄の番犬」です。
ダンテ『神曲』の挿し絵を描いたブレイクの絵を見ても、ケルベロスは犬として描かれています。
自分はケルベロスを竜にしました。
単純にそのほうがかっこいいからです。

自分のケルベロスは頭が三つある巨大な竜で、そのイメージは完全にキングギドラです。
最近いろんなゴジラ映画が作られていますが、自分が近年のゴジラ映画で一番好きなのはアメリカで撮られた『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』です。
もちろん主役はゴジラで、敵役がキングギドラです。

シン・ゴジラやゴジラ・マイナスワンは傑作ですが、個人的に「シリアスに寄りすぎかな」と思いました。
ゴジラKOMは脚本にいろいろ穴があって、キャラの行動もどれもこれも呆れるほど不自然でした。
しかしそれを全部吹き飛ばす圧倒的なスケールがあってそこが好きでした。
特にラストのゴジラとキングギドラのバトルは圧巻でした。
宿敵キングギドラが待つ雨降る夜の大都市に、米軍の戦闘機の編隊を背にヌーッとゴジラが現れる場面は、怪獣映画史に残る偉大な名場面です。
米軍の核実験で生まれた怪獣が、そのアメリカを助けるために上陸するのも歴史的な皮肉が効いていたと思います。
雨降る夜の大都会での怪獣大決戦を堪能しながら、

「やばいなあ。最近の怪獣映画は日本がハリウッドに負けてるんじゃないか?」

と思ったのは、ここだけの秘密です。

Godzilla returns after rebirth | Godzilla: King of the Monsters [4k, HDR]
https://www.youtube.com/watch?v=v9EuGdwn_d4

『アガルタのイオリ』第117話 逝きし者たちの願い
https://kakuyomu.jp/works/16818622176421206781/episodes/16818792439786088786

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