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『アガルタのイオリ』第124話 最終回です

今回最終回となりました。
最初に吾妻藤四郎さんとギルマンさんにお礼申し上げます。
お二人からいただく毎日の「いいね」がなかったら、『アガルタのイオリ』を完結させることはできませんでした。
本当にありがとうございます。

また小田島匠さん始め、近況ノートで声をかけてくださったみなさんにも感謝いたします。
みなさんとの楽しいおしゃべりが、日々の執筆の励みになりました。
ありがとうございました。

四か月を超える長期投稿となり、それを終えてホッとしています。
小説内の季節が八月の真夏なので

「じゃあ投稿期間もそれに合わせよう」

と真夏に毎日投稿したわけですが、途中で夏バテして後悔しました(苦笑)。


今回不知火流奥義のダメージで左目が見えなくなったイオリが、舞う複数の木の葉を刀で斬り

「目が合った」

とつぶやくシーンがあります。
これは山田風太郎の『魔界転生』で、柳生十兵衛に片目を斬られた柳生如雲斎が天草四郎にかんざしを投げさせ、それを一刀両断して

「眼が合うた」

とうそぶくシーンの模倣です。
自分はやはり山風チルドレンのようです。


自分は五歳のとき事故で左目を失明しましたが、そのためなのか、今まで書いた自分の小説の主人公は全員片目でした(!)。
それで今回は

「主人公を健康で五体満足に生かす」

ことを密かに念願しました。
その願いはもう少しで叶ったのですが、最後の最後になってイオリの左目は見えなくなりました。
イオリには本当に申し訳ないことをしたと思います。
「主人公を健康なまま(そしてハッピーなまま)作品を終わらせる」
ことは自分にとって重大な課題です。
次回作で、必ずこれを成し遂げて見せます。


口幅ったいいい方になりますが

「自分が死んだら一緒に棺に入れてくれ」

といえる作品ができたと思います。
もちろんまだ死ぬ予定はありません(笑)。


これから当分の間3000Wから4000Wぐらいの長さの掌編をたくさん書こうと思います。
ツイッターで

「最近人の時間を『全部寄こせ』といわんばかりのコンテンツが多すぎる」

というポストを見て、それが妙に身に染みました。
そこで人の時間も自分の時間も奪わない掌編をたくさん書こうと決めました。

というわけで次回作の投稿予定が決まったら、近況ノートで報告します。
『アガルタのイオリ』を読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。
みなさんのお目に触れたことを、イオリもブルックもクロも心から喜んでいます。
彼らの幸福と、みなさんのご多幸を祈ります。
ではまたすぐに、ここでお会いしましょう!

『アガルタのイオリ』第124話 最終回 アガルタのイオリ
https://kakuyomu.jp/works/16818622176421206781/episodes/16818792440435217987

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